先発予定のマエケン「自分の投球スタイルを貫く」=WBC準決勝 前日練習コメント

構成:スポーツナビ

準決勝の相手がプエルトリコに決まり、記者会見するWBC日本代表の山本監督 【写真は共同】

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3連覇へ、あと2勝とした日本代表「侍ジャパン」は17日(日本時間18日)、サンフランシスコのAT&Tパークで準決勝を戦う。対戦相手は16日(同17日)に行なわれた第2ラウンド2組、順位決定戦の結果、プエルトリコに決まった。侍ジャパンは前田健太、プエルトリコはM・サンティアゴが先発予定。

 準決勝を翌日に控えた16日、侍ジャパンは試合会場のAT&Tパークで前日練習を行なった。練習は当初、正午からの予定だったが、合宿地のアリゾナから移動した選手らの荷物が届かなかったため、午後に変更となった。

 以下は山本浩二監督、阿部慎之助、前田、坂本勇人、中田翔のコメント。(取材:永塚和志)

山本監督、準決勝は「日本の野球をすることが第一」

――日本はこれまで2度王者になっているが、常に優勝を期待されプレッシャーはないのか。

「プレッシャーは第1、第2ラウンドから感じてここまできています」

――当初、昼間に予定されていた練習時間が夜に変更となった。明日のナイトゲームに向けて良い練習になったか?

「練習時間が変わるかもしれないということは聞いていたので、こちらとすればやるだけです」

――準決勝の相手、プエルトリコ戦はどう戦う?

「もちろん(プエルトリコの試合は)テレビで見ていました。ただ、日本の野球をすることが第一で、それからスコアラーの分析などを聞いてからの戦いになると思います」

――今回は韓国や米国などの強豪が敗退し、一方でプエルトリコのようなチームが勝ち上がるスリリングな大会となっている。それについてはどう考える?

「野球は9回が終了するまで何が起こるかわかりません。この大会でも強豪が敗れたりしていますが、相手をどうこう言うつもりはありません。自分のチームがどうすれば勝てるかだけを考えています。野球はそれだけスリリングで、面白いのではないかと思います」

――プエルトリコなどは勝利した時の喜び方がラテンならではのものですが、それについてはどう思うか。

「国の違いでしょうから、それぞれのスタイルがあっていいのではないでしょうか」

――東京ラウンドから阿部慎之助や坂本勇人らの活躍が目立ってきました。打線は良いコンディションを維持していますか?

「はい。打線の方は良いつながりが出てきて、(アリゾナでの)練習試合の2試合でも阿部以下、他の選手も良い状態を維持していると思います」

阿部、プエルトリコは「パワーでは絶対に勝てない相手」

――球場の印象はどうか。

「そうですね、きれいだし、素晴らしいですよね」

――今日は練習時間が変更となって、準決勝の試合開始時間に近い環境となったが、確認できたことなどはあったか。

「久々に外でのナイターだったので、フライだったり風などは確認できました」

――準決勝の相手、プエルトリコの印象は?

「身体能力は抜群で、もちろんパワーでは絶対に勝てない相手がずらりと並んでいます。そういう印象ですね」

1/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント