苦闘乗り越え浩二監督「チームはひとつになった」=WBCオランダ戦試合後コメント
苦闘の連続を乗り越えての決勝ラウンド進出、山本監督は「チームがひとつになった」 【写真は共同】
以下は山本浩二監督、阿部、長野、大隣、稲葉、オランダのミューレンス監督、2安打を放ったボーハールツのコメント。(取材:永塚和志)
山本監督「日本らしい戦いで決勝戦へ進み、頂点まで行けたら」
山本監督「2回に8点取って、その後追加点が取れず、つらい試合となってしまいました。早い回の大量得点でも、追加点を1点でも取れていれば、という試合でした。
――1、2次ラウンドを通過し、決勝ラウンドへ臨む決意は?
山本監督「1次ラウンドの初戦のブラジル戦は厳しい戦いとなり、2次ラウンドの初戦の台湾戦も非常に厳しい戦いとなりましたが、ただ、それを乗り越えてチームが徐々にひとつになりました。打線が活発になり投手も安定感が出てきたと思います。
もちろん、準決勝は目いっぱい戦います。相手もかなりの強豪になるでしょうが、日本らしい戦いで、決勝戦へ進み、頂点まで行けたらと思います」
――打線には調子の良い選手と良くない選手がいたり、投手陣でも今日は山口鉄也が良くなかったが?
山本監督「打線の方は、今日、(調子の悪かった)長野が2本の適時打を打ったし、打線の状態は上がってきていると思います。投手については、やはり先頭打者を出してしまうとその後を打ち取るのが難しくなってしまいますから、先頭打者に気をつけてほしいと思います」
阿部「本当に良いチームになってきた」
阿部「1次ラウンドで苦しみ、(2次ラウンドの)台湾戦でも苦しんだ結果、我ながら本当に良いチームになってきたと思います。これを継続したいですね」
――今日は本塁打を2本放った。
阿部「1本目も2本目もうまく打てました。会心ではなかったですけど」
――米国での戦い(決勝ラウンド)へ向けて意気込みを。
阿部「向こうのプール(組)には強く、パワーのあるチームがいる。何とか日本らしい戦いをしたいです。ここまで来たのですから、皆で悔いのないようやるだけです」
長野「チームが勝つことが大事」
――これまで打撃が不調でスタメンも外されたが、その時の思いは?
長野「いや、チームが勝つことが大事ですし、自分の状態は悪かったので、当たり前だと思います。結果が出ていなかったので、そういうことです」