山本監督「実戦通じ力上げていく」=WBC日本代表合宿 最終日コメント
ブルペンで投げ込む前田健と笑顔のWBC日本代表の山本監督 【写真は共同】
また、前日の代表発表で28人入りを果たしたものの、調整遅れが心配されていた前田健太(広島)がこの合宿初めてブルペンで投球を行い、41球を投げ込んだ。
「選手の目の色が違ってきている」
――前夜に代表28人が決定しました。今朝、改めて選手たちの表情をご覧になりどう感じましたか?
この合宿も今日で最後だし、徐々に(本大会が)近づいてきているということで、目の色が違ってきていますね。
――ブルペンでは田中将大投手、前田健太投手が投球練習を行いました。田中投手について?
昨日も結構投げていた。今日も良い感じでした。
――前田投手については?
力のあるボールを投げていました。心配していましたが、徐々に合わせてきました。
――次回登板については?
オーストラリアとの2試合(壮行試合、2月23日・24日)は決まっていますよ。前田は2試合目。田中は1試合目です。
――内海哲也投手もブルペン入りしました。
良いボールを投げていました。みんな状態は上がってきていますよ。野手もね。
――この合宿の収穫は?
収穫も何も一直線に向かっていくだけ。その意識が当然高くなってきている。あとはゲームでの調整です。
――オーストラリアとの壮行試合に向けて?
本戦に向けてチームとしての動き、例えば連係など実戦を通してチーム力を上げていければいいと思います。
初ブルペン入りのマエケン「合宿に入って一番良かった」
――前日に代表28人が決まりました。ナインの中でも気持ちが違いましたか?
一段と気が引き締まる思いですね。
――落選した5人への思いもあると思います。
その5人のためにも何としても世界一になって、一緒に喜び合いたいですね。
――今日はブルペンで投球練習を行いました。感触はいかがでしたか?
今日は良かったですね。合宿に入って一番良かったです。
――この合宿でこれまでブルペン入りがなかったのはなぜ?
合宿の2日前にカープの紅白戦に投げましたし、17日には強化試合でも投げましたから。僕はもともとブルペンではそれほど投げない方。調整方法はいつもと変わりません。みんなとは違うと思いますが。
――しかし、心配の声は前田投手にも届いていたと思います。
いろいろな方に心配を掛けてしまいました。首脳陣にも。今日はその意味でも安心してもらえるピッチングができたと思います。僕自身もいけるぞというピッチングでした。
――肩の状態は?
徐々に良くなっていますし、良い状態になっています。問題ないです。今日は10割の状態で投げました。次は試合なので、いきなり全力で投げるのではなく、ブルペンでしっかり投げておきたかったです。
――次戦に向けて。
本番前で投げるのはあと1試合。内容も結果も求めたいですね。
<了>
(取材・田尻耕太郎)
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