サトウ監督「挑戦にわくわくしている」=バレーボール全日本男子監督就任会見

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男女通じて初となる外国人監督の就任

会見でがっちりと握手する左から中野会長、サトウ監督、森田強化事業本部長 【坂本清】

 日本バレーボール協会は19日、都内で記者会見を行い、全日本男子監督に就任したゲーリー・サトウ監督らが出席した。初の外国人監督として日本を指揮することになったサトウ新監督は「就任をうれしく思う。日本の文化、バレーに敬意を表している」とあいさつし、「短い期間にやることが山積みだが、この挑戦にわくわくしています」と72年のミュンヘン五輪以来メダルから遠ざかっている日本男子バレーの再建に意欲を示した。

 サトウ監督は米国代表のコーチとして、88年のソウル五輪の金メダルを筆頭に、92年バルセロナ五輪での銅メダル獲得、ロンドン五輪5位(※ロンドン五輪の際の登録は理学療法士)と世界の舞台で輝かしい実績を誇る。中野会長が「新しい改革が必要。サトウ監督は世界の強豪を指導してきた」とトップレベルでの指導力に期待を寄せれば、サトウ監督は「わたしの過去の経験を伝えたい」と意気込んだ。

 日本で注目している選手については「福澤達哉、清水邦広(ともにパナソニックパンサーズ)、石島雄介(堺ブレイザーズ)は世界で戦う良いメンタリティを持っている」とし、アスリートとしてのポテンシャルを評価。日本の弱点については「ブロックが弱い。システム、戦術、知識のすべてを含めて作り変えていきたい」と改革に自信を見せた。

 また、男女合わせても初の外国人監督という事実に関しては「自分としてはチャレンジが好きで、一番初めにやるということが好きだし、その挑戦を楽しみにしている」と新たな舞台での戦いに期待感を示した。

 以下は会見でのサトウ監督のコメントと質疑応答。

指導できる日を待ち遠しく思っている

 皆さん、こんにちは。まずは中野会長、森田本部長、日本バレーボール協会の皆さん、わたしを信頼し、こうして選んでくれてありがとう。非常に光栄に思っている。

 日本の文化、バレーに対して敬意を表している。これまでの経験で日本に来たときに良い待遇を受けた記憶がある。日本におけるバレーはテレビ放送であったり、メディアのサポートなどの運営が素晴らしいと思う。日本のバレーを盛り上げていくことに意義を感じている。短い期間にやることが山積みだが、この挑戦にわくわくしている。

 そしてあらゆる人たちのサポートの下、何か特別な成果を築くことができると考えている。指導できる日を待ち遠しく思っている。

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