サトウ監督「挑戦にわくわくしている」=バレーボール全日本男子監督就任会見
男女通じて初となる外国人監督の就任
会見でがっちりと握手する左から中野会長、サトウ監督、森田強化事業本部長 【坂本清】
サトウ監督は米国代表のコーチとして、88年のソウル五輪の金メダルを筆頭に、92年バルセロナ五輪での銅メダル獲得、ロンドン五輪5位(※ロンドン五輪の際の登録は理学療法士)と世界の舞台で輝かしい実績を誇る。中野会長が「新しい改革が必要。サトウ監督は世界の強豪を指導してきた」とトップレベルでの指導力に期待を寄せれば、サトウ監督は「わたしの過去の経験を伝えたい」と意気込んだ。
日本で注目している選手については「福澤達哉、清水邦広(ともにパナソニックパンサーズ)、石島雄介(堺ブレイザーズ)は世界で戦う良いメンタリティを持っている」とし、アスリートとしてのポテンシャルを評価。日本の弱点については「ブロックが弱い。システム、戦術、知識のすべてを含めて作り変えていきたい」と改革に自信を見せた。
また、男女合わせても初の外国人監督という事実に関しては「自分としてはチャレンジが好きで、一番初めにやるということが好きだし、その挑戦を楽しみにしている」と新たな舞台での戦いに期待感を示した。
以下は会見でのサトウ監督のコメントと質疑応答。
指導できる日を待ち遠しく思っている
日本の文化、バレーに対して敬意を表している。これまでの経験で日本に来たときに良い待遇を受けた記憶がある。日本におけるバレーはテレビ放送であったり、メディアのサポートなどの運営が素晴らしいと思う。日本のバレーを盛り上げていくことに意義を感じている。短い期間にやることが山積みだが、この挑戦にわくわくしている。
そしてあらゆる人たちのサポートの下、何か特別な成果を築くことができると考えている。指導できる日を待ち遠しく思っている。