山本浩二監督、選考「こっちは悩むだけ」=WBC日本代表合宿コメント

構成:スポーツナビ

ブルペンで48球の投げ込み調整を行なった摂津=宮崎 【写真は共同】

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)本大会に向けた野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿は4日目の18日、サンマリンスタジアム宮崎で埼玉西武との強化試合が予定されていたが雨天中止となり、室内練習が行われた。

 強化試合終了後に代表候補33人から最終登録メンバー28人に絞り込む方針だったが、20日の紅白戦後に先送りとなった。

 紅白戦、白組で先発予定の攝津正(福岡ソフトバンク)はこの日のブルペンで48球を投げ込み調整。一方、紅組で先発予定の澤村拓一(巨人)は西武との強化試合中止を残念がりながら、「あさって(20日)は、しっかり投げられるようにしたい」と気合いを込めた。

 以下は、練習後に報道陣の取材に答えた山本浩二監督、澤村、攝津のコメント。

山本監督「澤村は初日から良い感じで投げている」

――雨で試合が中止となりました。

 この天気だから仕方ないです。天気には勝てないわけですから。調整ですよ。

――前日の大敗から1日明けて、選手たちの様子は?

 投手も野手も、昨日からの反省があるだろうし、それぞれがその気持ちでやっていましたね。

――今日のブルペンでは澤村投手(拓一、巨人)が良い球を投げていました。

 澤村は初日から良い感じで投げています。今日も同じように良かったです。

――20日の紅白戦は選手たちにとってサバイバルマッチとなります。

 それは選手が一番分かっているでしょう。こっちは悩むだけですから。

――澤村投手の魅力について?

 (逆に)どう思われますか? (質問者が「ストレート」と答えると)そうですね。キレもある。去年の自信が合宿で発揮されていますね。

――代表選考について。

 今日のゲームが中止になったから、今日というわけにはいかないでしょう。

――選考の決め手はコンディションか?

 コンディションもそうだし、戦略面。チームとして1試合を戦うのにね。

――前日の試合で井端選手(弘和、中日)の起用がなかったが?

 意図はないですよ。「競っているトコでいくぞ」と言っていたら、それがなかっただけ(苦笑)。

1/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント