山本浩二監督「中田翔は大きな武器」=WBC日本代表合宿 初日コメント

構成:スポーツナビ

WBC日本代表の合宿がスタート、選手たちを見つめる山本監督(中央)=15日午前、宮崎市の宮崎県総合運動公園 【共同】

 3月2日に開幕する第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)本大会に向けた野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿が15日、スタートした。

 あいにくの雨模様の中でスタートとなったが、練習終了後に報道陣の質問に応えた山本浩二監督は、初日から居残り特打を行った中田翔(北海道日本ハム)に対し「飛距離が魅力。確率が上がれば、大きな武器になる」と期待感いっぱいのコメント。一方、名前が挙がった当の中田翔は居残り特打で大きな打球を連発し、シートノックでは本職のレフトのほかにファーストを守るなど、攻守でハッスルした。

 また、侍ジャパンでエースナンバー「18」を背負う杉内俊哉(巨人)は、初日からブルペンで熱のこもったピッチング。「アピールをして(本大会メンバーに)選ばれるように頑張りたい」と、3大会連続の代表入りへ抱負を語った。

 以下、山本監督、中田翔、杉内の主な一問一答。

「それぞれの特徴が出てた。さすがです」

――いよいよこの日を迎えました。どんな気持ちでしたか?

山本監督「いやー(笑)、何とも言えない、ピリッとした気持ちで球場に入りました。あいにくの雨で室内練習場からのスタートでしたが、午後からは外で練習ができ、選手たちも気持ち良さそうに体を動かしていましたね」

――午後はグラウンドでシートノックを行いましたが?

山本監督「さすがですよ。チームの主力選手たちが来ているわけですから。気持ち良く見させてもらいました。ミスも少ないし、それぞれの特徴が出ていました。さすがです」

――中田選手が(左翼と)一塁も守りました。

山本監督「ファーストも守れるとのことだったので(守らせた)。上手いもんですよ、グラブさばきなど」

――チームの打撃に関しては?

山本監督「室内でのバッティング練習でしたが、それぞれ振り込んできているなと感じました。それぞれ特徴があります」

――数選手が居残り特打をしていた。中田選手もその中にいましたが?

山本監督「あれだけ飛ばすというのは魅力がある。その確率が上がれば、大きな武器になります」

「田中マー君はかなり成果が上がっていた」

――投手陣について。ブルペンでは田中(将大=東北楽天)投手の投球を熱心に見ていたように感じましたが?

山本監督「田中マー君は2月1日に(チームのキャンプで)見て以来。もちろん、かなり成果が上がっていました。話をしていた? ま、そんなところです」

――雨にもかかわらず、朝から多くのファンが球場に足を運んでいました。

山本監督「ご声援もいただきましたし、選手たちにとってもありがたいことです」

――この合宿で現在の代表候補33人から、28人に最終メンバーを絞ることになります。その点については?

山本監督「ずっと頭の中はそればかりです。つらいものです。33人の侍ジャパンを28人にするのは、戦力面だけではなく、戦略面も考えなければならない。ちょっとつらいですね」

――あらためて、山本監督にとって合宿初日というのはどのような一日でしたか?

山本監督「いやー、腰と足がパンパンになりました(笑)。でも、ユニホームを着られるというのは特別な気持ちになります。ジャージとユニホームは違います。気持ちが高ぶりますね」

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