厳しい日程も普段通りを心がける鵬翔=高校選手権決勝順延 鵬翔監督・選手コメント

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記者の質問に答える鵬翔の松崎監督(右)と矢野主将 【スポーツナビ】

 14日に東京・国立競技場で予定されていた第91回全国高校サッカー選手権大会の決勝、鵬翔(宮崎)vs.京都橘(京都)は悪天候のために19日に順延が決まった。決勝までの期間について聞かれた鵬翔の松崎博美監督は「一度宮崎に帰ります。今週の土曜日から新人戦も始まりますので」と決勝と同日程で開催される新人戦に関して複雑な心境を口にした。調整に関しての質問には「難しい。大変な一週間になると思う」と気を引き締めた。

 また、主将の矢野大樹は「両校優勝の可能性もあり、それは嫌だと思っていた」と語り、試合によって決着をつけられることに対し、喜びをあらわにした。

松崎博美監督「当たり前のことを当たり前にやるだけ」

(順延が)決定しましたのでそれに従って、またしっかり準備したいと思います。
(19日までは)学校も始まりますので、一度宮崎に帰ります。今週の土曜日から新人戦も始まるので、3年生は(決勝を)やりたい。1、2年生は新人戦が気になるということで、非常に複雑な心境です。

(中濱健太がけがをしているが)けがの方はほぼ回復しているので、トレーニングができるのはプラスになると思います。

(主催者から呼ばれて意見を求められたそうだが)僕らは新人戦がありますし、応援に来る保護者の方々の経済的なこともあるので複雑でしたが、「主催者側に任せます」とお答えしました。

(宮崎には)明日戻り、(東京入りは)前日になると思います。
(決勝に向けて)今はまだ慌てていますが、いつも通りだと思います。特に変わったことはありません。

(この間の調整は)難しいです。これまでも「魔の1週間」という言葉を使いましたけど、大変な1週間になる。それでも決まったことに合わせるしかないので、それまでにしっかり準備していきます。当たり前のことを、当たり前にやるしかないですから。

(新人戦に出る1、2年生は)主力ですから20日の試合には強行出場してもらうかもしれません。全力で戦ってベスト4までいかないとシード権がもらえず、そうなると1年間のプランが狂ってきます。

(ベンチ入りする選手にはセンター試験を受験する生徒は)いません。
(宮崎のチームが雪の中を試合したことは)パラパラくらいならありますが、積もったところではないです。

矢野大樹主将「決着をつけて優勝をしたいと思っていた」

 延期が決まって、うれしく思います。決着をつけて優勝をしたいと思っていたので、良かったです。雪がすごいなとみんなで話していたので、中止は仕方ないという思いはありました。でも両校優勝の可能性もあると聞いていましたが、それは嫌だとチームで話していました。

(順延が決まって)自分たちはサッカー協会の方々が判断してくれると思っていたので、(両校優勝のことは)あまり考えずにみんなで普通通りに過ごしていました。

(決勝に向けて)監督も言っていたように、いつも通り守備からしっかり入っていきたいと思います。(雪での試合だったら)相手の裏を狙って点を取るというイメージはありました。(雪でも)やってみたいという気持ちはありました。

(来週まで気持ちを切らさないようにするために)大事な試合が控えていることをみんな理解しているので、いつもどおり体調管理に気をつけて普段通りに過ごしていれば大丈夫だと思います。

<了>
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