蔚山現代のキム監督「世界の壁は高い」=クラブW杯・5位決定戦 サンフレッチェ広島戦後会見

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クラブW杯・5位決定戦を追え、会見に臨んだ蔚山現代のキム監督(写真は11日の会見のもの) 【写真は共同】

 サッカーのクラブ世界一を決めるFIFA(国際サッカー連盟)クラブワールドカップの5位決定戦が12日に行われ、アジア王者の蔚山現代はJリーグ王者のサンフレッチェ広島と対戦し2−3で敗れた。

 試合後の会見に臨んだ蔚山のム・ホコン監督は「試合内容は良かったが、点を挙げられなかったのは改善していく必要がある」と語り、悔しさをにじませた。また、対戦相手の広島については「守備と組織力に優れ、攻守のバランスもよい素晴らしいチームだ」と評した。

「また世界の舞台に出て成長した姿を見せたい」

――初戦に続いてチームの歯車がかみ合っていないように見えたが

 試合内容は良かったと思う。チャンスがあったのに得点できず、相手の攻撃を積極的に防ぐことができなかったのが敗因だ。

――1−1の状態でFWを投入するという選択肢もあったのにDFだけを代えたのはなぜか

 DFを代えたのはキム・チゴンが負傷したからだ。ドクターの診断の結果、交代せざるを得なかった。結果として、交代もうまくいかなかったことが敗因とも言えるが、キム・シンウクの高さとセットプレーという部分で期待していたので、交代させることは考えていなかった。

――世界の舞台で2戦2敗だったが、出場して何を感じ、何を学んだか

 非常に大きな経験をした。アジア王者として世界の舞台でプレーをすることになったが、世界の壁は高いことを身にしみて感じた。よい経験をしたと思う。またACL(アジアチャンピオンズリーグ)を勝ち抜いてアジア王者となり、世界の舞台に出たときに、さらに成長した姿をお見せしたい。

――シュート数で相手を上回っていたが、決定力が足りなかったことについてどう思うか

 得点を挙げてこそ勝てるのがサッカーだ。内容的には良かったと言ったが、点を挙げられなかったことは改善していく必要がある。世界の舞台に挑戦していくためには、強力な得点力を持ったチームになるべきである。

――広島の印象は?(日本人記者)

 広島の試合2試合を分析したが、守備と組織力に優れたチームで、攻守のバランスもよい素晴らしいチームだ。カウンターでもスピードがある。今日はわれわれなりに準備をしてきたが、それ以上にいいチームだった。日本でチャンピオンになるだけのチームだと思った。

<了>

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