サッカーのクラブ世界一を決めるクラブワールドカップ（Ｗ杯）の開幕戦を２日後に控えた４日、横浜市内のホテルで記者会見が行われ、森保一監督と佐藤寿人が出席した。前日のＪリーグアウォーズでＭＶＰに輝いた佐藤寿人は、欧州王者・チェルシーと顔を合わせることを想定し、「ダビド・ルイスと対戦したい」と自身の希望を語った。

　また森保監督は、「ひとつでも高いところに行けるよう、精いっぱい頑張りたい」と勝利への意欲を示した。

――まずは森保監督。初出場となるＦＩＦＡクラブワールドカップ（Ｗ杯）に臨むにあたり、抱負を教えてほしい

森保　まずはクラブＷ杯に出場できることを誇りに思っています。Ｊリーグのチャンピオンとして、そして日本の代表として世界の大会に出場するので、プライドをもって戦って、日本の代表として恥のないように試合をしたい。目標としては、ひとつでも高いところに行けるよう、精いっぱい頑張りたいと思います。

――森保監督と佐藤選手、相手のオークランド・シティの特徴はどうとらえているか？

森保　初戦の対戦相手であるオークランド・シティについて、われわれはそれほど多くの情報は持っていませんが、監督がスペイン人で、非常に丁寧なサッカーをしているという印象を受けています。個々のハードワークもしっかりしたチームで、局面での戦いでフィジカルの強さを持ったチームだと思っています。

佐藤　まだスカウティング映像をしっかり見てはいないんですが、去年のクラブＷ杯にもオークランドは出ているので、その時の印象は頭の中に入っていますし、非常にフィジカルの強い選手が数多くいるチームだと思っています。ただ相手どうこうよりも、自分たちのサッカーをしっかり出していくということを考えてやっていきたい。そこまで相手どうこうということでは、今は考えていないです。

――初戦には、何人ぐらいのサポーターが広島からやってくるのか？（外国人記者）

森保　初戦にサンフレッチェのサポーターが何人来るかという予想は、今のところ立ちませんが、このクラブＷ杯にわれわれサンフレッチェが初出場するということを、サポーターの皆さんも非常に喜んでくれていると思いますし、クラブにとってのこの歴史的な一戦を見に来て、われわれを後押ししてくれるサポーターの方は数多く来てくださると思っています。