4着トレイルブレイザーが示した日本馬の高い水準=BCターフ回顧
トレイルブレイザー、G1自己最高着順をマーク
米国競馬のBCターフで4着に終わったトレイルブレイザーと武豊騎手=サンタアニタパーク競馬場 【写真は共同】
オッズ7.0倍の4番人気に推されたトレイルブイレイザーは、大外12番枠からスタート。鞍上・武豊騎手の巧みな誘導のもと、先行馬4頭を先にやり過ごしつつ内に入り、5番手という絶好のポジションを取ることができた。3コーナー手前からレースが動き出すと、トレイルブレイザーは外目を通って進出し、3〜4コーナー中間では先頭に迫る勢いで直線へ。ところが、前半3番手で競馬をしていたリトルマイク(セン5、父スパニッシュエクスプレス、18.3倍の6番人気)を捉えることができず、さらにゴール前に来て、前半は後方にいた1番人気(3.4倍)のポイントオブエントリー(牡4、父ダイナフォーマー)と2番人気(4.4倍)のセントニコラスアビー(牡5、父モンジュー)に差され、最終的には勝ち馬から2馬身1/4差の4着に終わった。
勝てなかったのは残念だが、昨年のG1ジャパンC(芝2400m)と並ぶG1における自己最高着順をアウェーでマーク。日本のこの路線における水準の高さは、十分に示すことができた内容だった。
リトルマイクは驚きの激走
(文・合田直弘/提供・JRA−VAN)
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