真鍋監督「金に等しい銅メダルだった」=女子バレー祝勝会

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ロンドン五輪に出場した女子バレーボールと男子ビーチバレーの選手が報告会に出席。五輪を振り返った 【坂本清】

 バレーボール協会は28日、ロンドン五輪に出場した女子バレーボールと男子ビーチバレーの報告会と、同大会で銅メダルを獲得した全日本女子チームの祝勝会を開き、関係者と報道陣を合わせ、約500人が集まった。祝勝会には全日本女子の真鍋政義監督と木村沙織(ワクフバンク/トルコ)を除く五輪に出場した11人の選手、スタッフが出席。ロンドンでの日々を振り返り、喜びを語った。

真鍋監督「中国戦がチームの集大成だった」

準々決勝の中国戦がキーだったと語る真鍋監督。集大成と位置付けた試合で、大逆転勝利を収めた 【坂本清】

 28年ぶりのメダル獲得という偉業を成し遂げた全日本女子。ロンドン五輪での戦いぶりについて真鍋監督は「8月7日の準々決勝。この一戦がチームの集大成と位置づけた運命の試合だった。相手は北京で銅メダルの強豪・中国。すごくいい試合をした。マッチポイントを何回も取られながらも逆転した」と力説し、ここでの勝利がターニングポイントだったと総評した。

 3位決定戦の韓国戦については「最終予選で負けた韓国にリベンジできた。(出場国の中で)身長が一番低い日本が勝てた」とチームの成長を評価。平均身長が一番低いにも関わらず銅メダルを獲得できたのは、チーム力によるものであることを強調した。

「目標は金メダル」と世界最終予選時から言い続けてきた真鍋監督。今回の結果については「金に等しい銅メダルだった。この選手たち、スタッフと4年間バレーができて良かった」とロンドンでともに戦ったメンバーの労をねぎらい、目標には届かなかったものの、激戦を戦い抜いたチームに対して感謝の意を示した。

竹下、今後については「また改めて報告したい」

JT退団を発表した竹下は多くを語らず。今後の去就に注目が集まる 【スポーツナビ】

 アテネ大会から3大会連続で五輪に出場した竹下佳江(JT)は、今回の銅メダル獲得について「色んな意味で重いメダルになった(2000年シドニー)五輪に出れなかった時の悔しい思いや、色々な思いを背負って戦った。自分でも頑張ったと思う」と語り、代表での戦いについて振り返った。

 竹下は同日、マネジメント契約を結ぶ所属会社を通じてJTを退団し、今季のVリーグを完全休養することを発表。祝勝会でそのことについての質問が飛ぶと「また改めて報告したい」とだけ答え、多くを語らなかった。真鍋監督も「竹下はストイック。五輪に懸けていたので、彼女なりに色々なことを考えて休養したのだと思う」とコメント。今後の去就について注目が集まる。

 また、プロ野球広島の江草仁貴との新婚生活について話題が及ぶと「新婚気分なんてあったもんじゃない」と一蹴。会場を大いに笑わせた。

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