前哨戦快勝オルフェーヴル、前年凱旋門賞馬に並ぶ支持 JRA−VAN 合田直弘のフォワ賞回顧
前半超スロー、口を割って行きたがる素振りも……
凱旋門賞の前哨戦となるフォア賞で快勝したオルフェーヴル。フランスでの評価も急上昇した 【Photo:PanoramiC/アフロ】
そうでなくても前半はスローで流れることが多いのがフランスの競馬だが、5頭立てとなった出走メンバーの中に典型的な逃げ馬がおらず、ゲートの出が最も速かったオルフェーヴルの帯同馬アヴェンティーノ(牡8=池江厩舎、父ジャングルポケット)がハナを切ることになったが、1400mの通過ラップが1分36秒34という超スローペースとなり、後方に控える競馬となったオルフェーヴルはしばしば口を割り、頭を上げて行きたがる素振りを見せた。だが、この日が初コンビだったクリストフ・スミヨン騎手はがっちりとオルヴェーヴルを押さえ込み、脚を溜めてレース終盤の勝負所を迎えることになった。
オッズ5倍、前売り1番人気に急上昇
この結果を受け、大手ブックメーカーのラドブロークスやウィリアムヒルは、凱旋門賞へ向けた前売りでオルフェーヴルにオッズ5倍を提示。昨年に続く連覇を目指すデインドリーム(牝4、父ロミタス)と横並びの1番人気に支持することになった。
(文・合田直弘/提供・JRA−VAN)
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