真鍋監督「一致団結したのが勝因」、迫田「背中押してもらった」=バレー女子・3位決定戦コメント

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 韓国をストレートで破り、試合後に喜ぶ選手とスタッフ 【Getty Images】

 ロンドン五輪のバレーボール女子3位決定戦が11日(現地時間)に行われ、日本が韓国を3−0(25−22、26−24、25−21)で破り、ロサンゼルス五輪以来28年ぶりの銅メダルを獲得した。

 以下、試合後の監督、選手のコメント。

真鍋監督「一致団結したのが勝因」

試合後に新鍋をねぎらう真鍋監督 【Getty Images】

 もう、本当に選手がやってくれましたね。本当に感激しています。(終わった瞬間は)真っ白でした。2009年に就任してからこのためにやってきましたから。準決勝でブラジルに負けてどうかなと思っていましたけど、気持ちを切り替えて、選手13名、石田(瑞穂=久光製薬)は帰りましたけど、13名とプラススタッフで一致団結したのが勝因だと思っています。

(勝因は)戦術的に言えば迫田(さおり=東レ)を起用したこと。迫田は非常に良かったですからね。今までのデータで、韓国戦は江畑(幸子=日立)よりも迫田のほうがかなり良かったので、それを信用して迫田を先発にしました。(データ上は)スパイク決定率、効果率で15〜20パーセントくらい良かったです。

(迫田のスタメンは)ブラジル戦の次の日に決めました。実は迫田をスタメンで起用するとあまり良くなかったんですよ。ほんとうに3年間スタメンで行くとだめで、江畑と交代すると大活躍するのが今までのパターンだったんですけど、今回はもう迫田にかけようと。特に迫田は、(途中で)帰りました石田とは親友なんですよね。なので迫田は石田のユニホームを下に着てましたし、だから迫田もそういったプレッシャーに打ち勝ったのかなと思います。

(1セット目、2セット目ともに立ち上がりが良くて追いつかれたが、勝ち切れたのはなぜか?)本当に選手の集中力が、気持ちの部分で絶対に勝つという雰囲気がありましたのでね。それをベンチにいながらひしひしと感じてました。

(韓国のエース、キム・ヨンギョン以外の選手をよく止めたが)キム・ヨンギョンはブロックの上からやられるということは分かっていたので、それをいかにレシーブで拾うか。ヨンギョンもなかなか高くてコースが広いので拾えませんでしたが、ほかの選手でかなり決定率、効果率を落としましたので。それもチームとして非常に効果的だったと思います。

(木村はあまり活躍できなかったが)いや、木村はサーブレシーブが本当に安定していますよ。木村のサーブレシーブの安定があっての迫田の活躍です。09年から技術的にもですが、特に精神的に一回りも二回りも大きくなってこのチームを引っ張ってくれたと思っています。

(次の目標は)これで終わりましたので。ゆっくりします(笑)。

荒木絵里香(東レ)「みんなで作ったチームで結果を出せた」

 このチーム、このメンバーで戦える最後のゲームということで、自分を信じて、みんなを信じて戦いきろうと話して、その思いがゲームにつながったと思います。今まで自分のふがいないプレーで迷惑をかけてきたので、今日は思い切りやろうと。(勝利の瞬間は)みんなの思いが形になって、その喜びしかなかったです。

 自分がキャプテンですごくチームに迷惑をかけたというか、もっと自分がしっかりしていればどうにかなったという思いもありながらやってきました。最後にみんなに助けてもらいながら、みんなで作ったチームでこういう結果を残せてよかったです。

(韓国対策は)キム・ヨンギョン選手が素晴らしい選手なので、彼女の攻撃、ブロックに対して変えていく部分はいくつかありました。

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