ロンドン五輪のバレーボール女子準決勝が９日（現地時間）に行われ、日本は１９７６年モントリオール大会以来、３６年ぶりの決勝進出をかけてブラジルと対戦したが、０−３（１８−２５、１５−２５、１８−２５）で敗れた。
　１１日に行われる３位決定戦に回った日本は、８４年ロサンゼルス大会以来、２８年ぶりの銅メダルをかけて韓国と対戦する。

　以下は、試合後の選手、監督のコメント。

「最終予選のリベンジができるように」

　チームとしても個人としても、ブロックに遭ったり、ミスが多かったですけど、個人的に相手のブロックはすごく気になったわけではないです。でも、自分たちのサーブが全部返されてしまって、１本で切られてしまったというのが一番大きいと思います。（準々決勝の中国戦と）何も変わったところはないと思います。

　スタートはすごく良かったと思いますし、チームの雰囲気も良かったので、やっぱり決め切るところで相手のブロックにつかまったりとか、サーブで相手を崩せなかったり、ほかの選手に行ってしまったりというのがいけなかったと思います。
（サーブは）なかなか崩し切れなかったところはあったと思いますし、その自分たちの攻撃の後、（相手の）サーブの後のブロックもなかなかいいワンタッチができませんでした。

　こういう結果になってしまったのはすごく残念ですが、このメンバーであともう１試合できるので、最後まで日韓戦をしっかり頑張りたいと思います。

（韓国は）ＯＱＴ（五輪最終予選）からですけど、隙のない、いいチームなので、ＯＱＴのリベンジができるように、最後は勝って終われるように頑張りたいと思います。まだメダルのチャンスはあるので、１位、２位はなくなってしまいましたけど、この選手スタッフ全員でやってきて、最後の試合になるので、悔いが残らないようにみんなで頑張りたいと思います。

「すべてを出し切って頑張る」

　すごくブロックが高かったです。空いているコースはあったと思うんですが、スパイスを打つコースを間違ったので。（読まれていた？）それもあると思います。（日本と雰囲気の違う試合だが）雰囲気と言うよりは自分のプレーが全然できなかったのが残念です。
（３位決定戦が）本当に最後のオリンピックの試合になるので、結果はどうあれ、すべてを出し切って頑張りたいと思います。

「ブロックにやられた、研究されていた」

　日本のサーブがあれだけ返されたら試合にならないですね。ブラジルのサーブレシーブ２人が、今日は非常に安定していました。（準々決勝と比べて）ブラジルの集中力が高かったです。（日本は）サーブレシーブはまあまあ返っていましたし、最終的にはブラジルの１枚ブロック、２枚ブロックに相当やられましたね。そういった意味ではブラジルもかなり日本の攻撃を研究したんだなと思います。（最初にブロックを何本か決められて）試合中に修正しましたけど、木村、江畑があれだけ（準々決勝で）本数を打っているので、ブラジルのブロックが得意なコースに締められてるなと感じました。

（センターを使えなかった？）特に真ん中からライト側を多く使うということは言っていましたが、なかなか（相手ブロックが）１枚になるケースが決まらないんですよね。そこは非常に誤算といえば誤算ですね。スピードというよりも、ライト側の得意なコースをブロックされていたので、研究されているなと思いました。

（３位決定戦は）３年半の一番最後の試合ですからね。やってきたことをすべてやってほしいですが、韓国も非常に強いんでね。身長も高いですし、キム・ヨンギョンもかなり１人で点数を取れます。今の日本のブロックではかなり上からやられますから、ディフェンスで頑張らないといけないと思います。

＜了＞