田中将斗がノア潮崎を下し4度目「火祭り」制覇
ノア潮崎を下し4度目の火祭り優勝を飾った田中 【前島康人】
昨年度優勝者の関本は田中のヒジ爆弾に撃沈
昨年V関本は田中に敗れ連覇ならず 【前島康人】
昨年は30分時間切れに終わったこの対決は、今年も熱い一戦となった。田中が場外にテーブルをセットし、関本を寝かせてからコーナーからスーパーフライを投下してテーブルクラッシュしてみせれば、関本はプランチャを放った田中をキャッチし、そのまま鉄柱に叩き付けたりと何度も観客をどよめかせる。
20分を経過し、田中のスーパーフライをヒザで迎撃した関本は、それでもショートレンジラリアットを叩き込んでからスライディングDを狙った田中のバックに回り込み、投げ捨てジャーマン。だが、関本のラリアットをかわした田中はラリアットでなぎ倒してからスライディング・ラリアット。続けてスライディングDを叩き込むがカウントは2。右腕を突き上げた田中はもう一度スライディングD。これを寝転んでかわした関本は、バックに回り込んで後方回転してからのジャーマン。
しかし、これもカウントは2。25分が経過して残り5分に。田中のエルボーの連打で思わず四つん這いになった関本の側頭部にスライディングDを叩き込んだ田中は、続けて渾身のスライディングDを叩き込んでついに3カウント! まずは田中が昨年度優勝者の関本を下して決勝戦進出を決めた。
なお、試合後に曙が現れて関本にZERO64のTシャツを差し出して勧誘。すると関本は曙からZERO64のTシャツを受け取り、無言のまま引き揚げていった。
初出場のノア潮崎が大谷を下しAブロック優勝
ノア潮崎は大谷を撃破しAブロック優勝 【前島康人】
「絶対に勝ーつ!」と叫んでから顔面ウォッシュをお見舞いすると、潮崎は強烈な逆水平チョップで応戦。大谷も潮崎にチョップを返していき、お互い胸がミミズ腫れで真っ赤になるほどチョップを打ち合った両者。やや劣勢になった大谷だが、敢えて胸を突き出して潮崎の逆水平チョップを一歩前に出て受け止める意地を見せる。
さらに袈裟斬りチョップからのショートレンジラリアットもカウント1で返した大谷だが、潮崎はゴーフラッシャーで叩き付けると、必殺の豪腕ラリアットで叩き込んで3カウント。これで今年の火祭り決勝は田中将斗vs.ノアの潮崎豪に決定した。
潮崎と田中が壮絶チョップ&エルボー合戦
必殺スライディングD連発で潮崎を沈めた田中 【前島康人】
田中は潮崎をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターで投げると、グリップを離さずそのまま起き上がって垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けてからスーパーフライ。だが、続くスライディングDをキャッチした潮崎は何と回転地獄五輪に捕らえる。さらに波乗りスープレックスまで出した潮崎は、ゴーフラッシャーを狙ったがこれを防いだ田中はラリアット、垂直落下式ブレーンバスター、スライディングDで畳みかける。
カウント2でことごとく返した潮崎はトラースキックから田中の弾丸ローリングエルボーをショートレンジラリアットで迎撃する。田中もワンツーエルボーから今度こそ弾丸ローリングエルボー。だが、潮崎も袈裟斬りチョップを乱れ打ち。だが、渾身の袈裟斬りチョップにエルボーを合わせた田中は、ショートレンジラリアットでダウンさせると後頭部へのスライディングDのあと、正面からスライディングDを叩き込んで3カウント。
V4の田中「来年も決勝には俺が立って熱くする」
「将斗」コールの中、「火祭り、熱かったっすか? 日本全国いま暑いけど、それに負けないくらい火祭りは熱かったと思う。それは全選手、それを応援してくれた全国の皆さんのおかげだと思う。今年12回やって、来年も再来年もずっとずっと火祭りは続いていると思う。今年以上に来年も熱くして、来年も決勝には俺が立って熱くするんで、来年もここに観に来てください。相手は誰か分からんけど、俺が必ず熱くする!」と熱く語り、12回目の火祭りを締めくくった。
■ZERO1「火祭リ2012決勝戦」
8月5日(日)東京・後楽園ホール
<メーンイベント 火祭リ決勝 時間無制限1本勝負>
●潮崎 豪(Aブロック最高得点者/プロレスリング・ノア)
(20分48秒 スライディングD→片エビ固め)
○田中将斗(Bブロック最高得点者)
<第7試合 タッグマッチ ZERO1vs.ZERO64 30分1本勝負>
日高郁人、○橋本大地、ロビー・イーグル
(13分51秒 垂直落下式DDT→体固め)
菅原拓也、藤田峰雄、●J・ヴァンデル
<第6試合 NWA UNヘビー級選手権 60分1本勝負>
[王者]●植田使徒
(12分06秒 変形コード・ブレイカー→体固め)
[挑戦者]○小幡優作
※小幡が新王者に
<第5試合 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
○佐藤耕平(3点)
(11分49秒 ジャーマンスープックスホールド)
●モハメド ヨネ(3点)
<第4試合 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
●大谷晋二郎(6点)
(17分23秒 豪腕ラリアット→体固め)
○潮崎 豪(7点/プロレスリング・ノア)
※潮崎がAブロック優勝
<第3試合 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
○田中将斗(7点)
(26分42秒 スライディングD→片エビ固め)
●関本大介(5点/大日本プロレス)
※田中がBブロック優勝
<第2試合 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
○崔 領二(4点)
(12分16秒 那智の滝→体固め)
●本間朋晃(3点)
<第1試合 タッグマッチ>
○J・ライディーン、クレイグ・クラシック、ジョ・キョンホ
(11分52秒 ラリアット→片エビ固め)
●KAMIKAZE、J・コフィー、ジェイソン・ニュー
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