前田日明も歴史的来場 新体制パンクラスが満員スタート

パンクラス

世界標準を掲げた新体制ではパンクラスランカー、ショレス対修斗世界ランカー、ガイのトップ外国人選手対決も 【写真提供:パンクラス】

 世界標準を掲げたパンクラスにリングスの前田日明が歴史的来場を果たし、今後の新たなる展開を想像させる雰囲気漂う会場内。
 世界標準に相応しく最近の日本総合格闘技界では珍しい外国人同士の試合、さらにはパンクラス対修斗というテーマも含んだパンクラスランカー、ジョン・ショレス対修斗世界ランカー、ガイ・デルモで後半戦の幕を開ける。
 1R、2Rと接戦が続くも3R終盤にサッカーボールキックでガイの顔面を切り裂いたショレスが判定勝ち。

7年ぶり参戦の高橋義生はKO負け

7年ぶりに古巣パンクラスに出場した高橋(左)だったが桜木にKO負け 【写真提供:パンクラス】

 続いてのライト級GP2011準優勝の“破壊王子”徳留一樹と前ウェルター級王者URAKENの一戦は壮絶な打撃戦となったがタックルを巧みに織り交ぜた徳留が競り勝つ。
 セミファイナルではパンクラスの門番となった大類宗次朗と現修斗環太平洋王者・村山暁洋が激突。前半は村山がポジショニングで優勢に攻め後半は大類が打撃で攻勢をとり一進一退のドロー。
 メインはかつてUFCで歴史的日本人初勝利をあげた“人喰い虎”高橋義生が7年ぶりのパンクラス参戦で桜木裕司と殴り合いを約束しての一戦。お互いタイミングを見計らって強打を放つ緊張感あるスリリングな内容となった試合は桜木の強烈なフックで幕を閉じた。

 前田日明の来場、修斗とのトップ選手対決、激しい生き残りマッチと世界標準、新体制に相応しい内容となったパンクラスディファ有明大会。

 今後のパンクラスからは目が離せない。

パンクラス「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」

新生パンクラスに来場した前田日明氏は酒井代表と観戦 【写真提供:パンクラス】

<メーンイベント ライトヘビー級 5分2R>
●高橋義生(D−ONEジム)
(1R4分59秒 KO※スタンドのパンチ)
○桜木裕司(掣圏会館)

<セミファイナル ウェルター級 5分3R          
△大類宗次朗(TRIBE TOKYO M.M.A)
(判定0−1)
△村山暁洋(GUTSMAN/修斗環太平洋ミドル級王者)

<第10試合 ライト級 5分3R>
○徳留一樹(パラエストラ八王子)
(判定3−0)
●URAKEN(Team ura−ken)

<第9試合 フェザー級 5分3R>
○ジョン・ショレス(米国/ロデオスタイル)
(判定3−0)
●ガイ・デルモ(米国/GUTSMAN) 

<第8試合 フライ級次期挑戦者決定戦 5分3R>
●江泉卓哉(総合格闘技道場武門會)
(1R3分56秒 TKO※グラウンドのパンチによるレフェリーストップ)
○宇津木正和(パラエストラ古河) 

<第7試合 ライト級 5分2R>
○高橋“Bancho”良明(パラエストラ八王子) 
(判定3−0)
●網 潤太郎(和術慧舟會AKZA)

<第6試合 ライト級 5分2R>
△伊藤崇文(パンクラスism)
(判定1−0)
△岩見谷智義(高田道場)

<第5試合 フェザー級 5分2R>
●なおKING(CORE/同級4位)
(1R0分56秒 TKO※セコンドのタオル投入)
○内村洋次郎(イングラム/初代ZSTウェルター級王者)

<第4試合 ウェルター級 5分2R>
●長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
(判定0−2)
○窪田幸生(坂口道場一族) 

<第3試合 ウェルター級 5分2R>
○山崎昭博(SUBMIT静岡/同級7位)
(判定2−0)
●草・MAX(フリー) 

<第2試合 スーパーフライ級 5分2R>
○北方大地(パンクラス稲垣組) 
(2R3分26秒 TKO※グラウンドのパンチによるレフェリーストップ)
●荻窪祐輔(K−PLACE埼玉格闘技道場)

<第1試合 バンタム級 5分2R>
○馬場勇気(ロデオスタイル)  
(判定3−0)
●島崎 巧(レッスルウィン)
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