GET WILDが“私服”ストリート一騎打ち要求=8.12全日本
私服でのGET WILD対決を要求した大森(左)と征矢 【全日本プロレス】
昨日、次期シリーズ『40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012』の一部対戦カードを発表した全日本。しかし、7.29後楽園大会で真田聖也&ジョー・ドーリングを破り、世界タッグ王座の初防衛に成功していたGET WILDのカードに関しては、会見の終了間際に8.12後楽園大会での中之上靖文&アンディ・ウーとのタッグマッチを発表しただけ。マスコミに配られた会見資料にも記載が漏れているなど、なんとも軽い扱いをされていた。
■世界タッグ王者の軽い扱いに怒り爆発
これにはGET WILDも怒り心頭。2度目の防衛戦の相手に、前アジアタッグ王者の大日本プロレス・関本大介&岡林裕二を挑戦者に指名していた征矢だったが、「カードを見て、非常に残念な思い。なんだ、中之上とアンディって! アンディって誰だよ! なんでこいつらとやんなきゃいけねえんだ!」とマスコミの前で怒りをぶちまけた。
これには大森も「アンディって誰だ? マスクマンか? 俺らはヘビーだぞ! 結果も残してるんだぞ!」と珍しく同調している。そして、記者会見に内田雅之社長が同席していないのも不満の一つ。「社長はどこ行ったんだ! 社長〜!」と内田社長を呼んだ大森だったが、あいにくこの日は都内某所でミーティングをしているために事務所には留守だった。
征矢の怒りの矛先はパートナー大森へ
真田組を下し世界タッグ王座を防衛したGET WILDだったが… 【t.SAKUMA】
これには大森も、「だから、謝ったじゃねえか。頼もしい兄貴がキッチリと獲ってくれたし、結果も出たじゃねえか」となだめようとしたが、征矢は収まりがつかない。シリーズ中は意思の疎通がうまくいかず、誤爆も多々あった。そのことも征矢は根に持っているのだ。
「俺と真田の顔を間違えたってなんだよ! 間違えるか!?」と糾弾する征矢。一方の大森も誤爆を受けているだけに、「前から言っているだろう。ワイルドとガサツは違うと。正確に打ち込め!」と逆に征矢を糾弾した。
原点であるワイルド、ありのままの姿を見せるか!
【t.SAKUMA】
これには征矢も、「あんたはワイルドが不足している! 俺が100ワイルドだったら、21ワイルド! それぐらい足りてねえんだよ!」と言いつつも、「もっとワイルドになってもらいたいし、こんなカードをやるなら俺らでシングルやったほうが面白い!」と同調。大森も「原点であるワイルド、ありのままの姿を見せるか!」と一騎打ちに異存なしだ。
ルールもありのままの姿を見せるということで、普段着のまま闘うストリートファイトルールに勝手に決定。名付けて、「ワイルドストリートファイト」というものらしい。反則裁定、場外カウントはもちろんなし。問題は着てくる私服だ。「普段の格好で出てこいよ! シャレた格好してくんなよ!」と釘を刺した大森だが、「普段生活している格好で出ていく。警察にお世話にならない程度にド派手にいきますよ。普段着? 裸だよ」とやや不安が残る征矢の私服だが、「これは俺と大森さんの因縁じゃない! 俺たちのメッセージだぞ! 大森さん、最近ワイルドしてませんね?」とこの一戦に懸ける思いは強いようだ。
もちろん、GET WILDの二人が勝手に主張しているだけで、カード変更はまだ正式には決定していない。しかも、会見の最後には都内でミーティングをしていたという内田社長がひょっこり顔を出し、「呼んだ? 会見が終わったら早く帰れ」と居留守を使っていたことまで発覚。果たして、内田社長がGET WILDの主張を聞き入れ、カードを「ワイルドストリートファイト」に変更するのか? 今後の全日本の発表に注目だ。
■全日本プロレス『40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012』開幕戦
8月12日(日)東京・後楽園ホール 開始12:00
<三冠前哨戦・タッグマッチ 全日本プロレスvs.プロレスリング・ノア>
船木誠勝、田中 稔
秋山 準(三冠ヘビー級王者)、青木篤志(ともにプロレスリング・ノア)
<世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]KAI
[挑戦者]大和ヒロシ(2012 JUNIOR HYPER LEAGUE優勝者)
※KAIは初防衛
<アジアタッグ前哨戦 6人タッグマッチ>
曙、浜 亮太、渕 正信
KENSO、井上雅央、西村 修
<タッグマッチ>
諏訪魔&近藤修司
河野真幸&金本浩二(新日本プロレス)
<シングルマッチ>
真田聖也
ジョー・ドーリング
<シングルマッチ>
SUSHI
MAZADA
<タッグマッチ>
大森隆男、征矢 学
中之上靖文、アンディ・ウー
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