GET WILDがまたも空中分解の危機!!=全日本プロレス
真田組から世界タッグ王座を奪取したGET WILDだったが… 【t.SAKUMA】
■真田&ジョーが世界タッグリマッチを要求
5・20福岡大会で、真田&ジョーに敗れ、一度も防衛することなく世界タッグを明け渡したGET WILD。しかし、すぐさま要求したリマッチが受け入れられたことで、その世界タッグのベルトも1カ月足らずで自分たちの腰に取り戻した。
だが、これで収まらないのが真田とジョーの二人。試合後にはすぐにGET WILDに対して、リマッチを要求していたのだ。自分たちもGET WILDのリマッチを受けたわけだから、これはもっともな要求だ。
ところが、大森も征矢も真田たちとのリマッチを受ける気は毛頭ない。試合後にこの真田たちのリマッチ要求を聞くと、「そんなの聞いていたら、永遠に闘いが続くだろう」と自分たちのことは棚に上げて、却下していたのだ。
この日の会見でも、改めて、「我々としては負けたからと言って、リマッチを要求されても応じられない。思い返してほしい。3月の両国で血の出るような思いをして取り返したんです」と、真田たちの要求を断った大森。ところが、「5.20福岡大会で真田とジョーに負けたけど、リマッチを受け入れてくれて……あ、向こうは受け入れてくれたんだ……」と突然、大森の頭に当たり前のような疑問が浮かんだようだ。そして、隣にいる征矢に対して、「向こうは受け入れてくれたんだから、受けるべきじゃないのか?」と提案したのだ。
大森の突然の心変わりに征矢が激昂
真田組からのリマッチ要求に意見が真っ二つ 【t.SAKUMA】
「そうやって、コロッと心変わりするのはどういう心境なんですか?」と納得がいかない様子の征矢。「いや、チームワークが大事だろう? 足並み揃えなきゃ、ワイルドを極めることもできないよ。だから、挑戦を受けることで足並みを揃えようよ」という大森の説得に対しても、「足並みをずらしてんのは自分じゃないですか? 受けないなら受けないでいいじゃないですか!」と譲らない。「チャンピオンなら堂々と受けようぜ」という大森の言葉にも、「チャンピオンだから堂々と受けない!」と屁理屈で応戦する始末だ。
二人の主張は平行線をたどるばかりで、全く着地点が見えない。らちがあかないと見た内田雅之社長は、「あとは二人で相談してください。タイトルマッチはチャンピオンの意向も関わってきますから、十分に話し合ってください」とさじを投げ、さっさと会見場をあとにしてしまった。
その後も、「受ける!」(大森)、「受けない!」(征矢)と言い争いを繰り広げたGET WILD。せっかく取り戻した世界タッグ王座だが、またも短命政権で終わらなければいいのだが……。
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