この日はさらにＩＷＧＰジュニアヘビー級選手権試合の調印式も行われ、王者のプリンス・デヴィットと、挑戦者のロウ・キーが出席した。
　　
　昨年５月に行われた新日本プロレスのアメリカ遠征において、ニューヨークでタイトルマッチを争ったデヴィットとロウ・キー。そのときは、デヴィットに軍配が上がったが、今回は場所を福岡に移し再び肌を合わせることになった。
　昨年敗れているロウ・キーは「デヴィット選手のことは嫌いではなく、とても素晴らしいチャンピオンだと思っています」と語るが、その後、１年間に渡り王者を研究してきたことにより、現在は「どのようにすれば彼に勝てるかわかっている」と、０９年１月以来の王座返り咲きへ自信を覗かせる。

　迎え撃つデヴィットは「ロウ・キー選手からはいい選手だと言われたけど、勝敗を分けたこともある」と決して油断はしない。「どんな敵が来ても必ず勝ちます」と５度目の防衛を誓うと、最後は「ガンバリマス」と日本語でしめた。

　なお、ＩＷＧＰジュニアタッグ王座防衛戦を予定していた王者組のデイビー・リチャーズだが、米国にて交通事故に巻き込まれ、空港に向かうことができなくなり、来日が不可能となったことが同日、新日本プロレスより発表された。

　これにより、同王座戦は中止となりカードも一部変更。福岡大会と合わせて５月４日広島、５月５日高松、５月６日岡山の試合も欠場となる。
　
　また、ＩＷＧＰ公式ルールに準じて、リチャーズ＆ロッキー・ロメロ組のＩＷＧＰジュニアタッグ王座は返上扱いとなり、後日王者決定戦が行われる。

■新日本プロレス「レスリングどんたく２０１２」
５月３日（木・祝）福岡・福岡国際センター　開始１５：００

【変更カード】

＜第３試合　タッグマッチ　２０分１本勝負＞
獣神サンダー・ライガー、タイガーマスク
ロッキー・ロメロ、外道
　
＜第１試合　６人タッグマッチ　２０分１本勝負＞
ストロングマン、キャプテン・ニュージャパン、タマ・トンガ
石井智宏、邪道、ＹＯＳＨＩ−ＨＡＳＨＩ