KENSOが永田、征矢が真田に宣戦布告 『チャンピオン・カーニバル』前日記者会見!!=全日本プロレス

全日本プロレス

春の祭典『チャンピオン・カーニバル』がついに開幕

翌日に控えた『チャンピオン・カーニバル』開幕戦に向けて出場全選手が記者会見に出席 【全日本プロレス】

 20日、都内にあるホテルで全日本プロレスが記者会見を実施。21日の後楽園大会より開幕する『40th Anniversary Year GAORA SPECIAL 2012 チャンピオン・カーニバル』出場全選手が出席し、意気込みを語った。
 今年の『チャンピオン・カーニバル』はA、Bの2ブロックに分かれ、総当たり戦で4・21後楽園大会より5.6高岡エクール大会まで、公式戦を全11戦闘う。そして、各ブロックの上位2名ずつが最終戦の5.7後楽園大会で、決勝トーナメントを闘う。

 今回はCS放送のGAORAでの中継に加え、動画投稿サイト・ニコニコ動画での全大会生放送が決定。本日の記者会見にもファンクラブから応募してきたファンを招待するなど、新しい試みを取り入れながら開催される。
 そういった中で開催される今回の『チャンピオン・カーニバル』だが、現三冠王者・秋山準が、3.20両国大会での武藤敬司との防衛戦後に優勝者を次期挑戦者に指名したことにより、挑戦者決定戦の様相を呈している。内田雅之社長も、「三冠奪回に直結する闘い。全力を尽くしてほしい」とハッパをかけたが、言われるまでもなく各選手とも既に臨戦態勢だ。

KENSO、新日本時代の先輩に宣戦布告

昨年は初戦で脳震盪(のうしんとう)を起こしてしまったKENSO(写真中央)。昨年の雪辱を誓う。 【t.SAKUMA】

 特にテンションが高かったのがKENSO。昨年は初戦の鈴木みのる戦で脳震盪(のうしんとう)を起こしてしまい、1試合のみで公式戦を終えたKENSOだが、今年はそのリベンジのためなのか、とにかくテンションが高かった。
 AブロックのKENSOが初戦で当たるのは新日本プロレスの永田裕志だ。その昨年の優勝者に対してKENSOは、「情熱を持って、永田裕志さんと、新日本のバカ野郎とビチッと闘いたい、そう思っております!」と絶叫しながらの宣戦布告してのけた。
 KENSOにとって、永田は新日本時代の先輩だ。「入団した当時は、受け身から全て、一から教えていただいたのが永田さんです。上からモノを教えるのではなく、すごく建設的に、常に僕たちにいろんなことを考えさせて、プロレスラーとはどういったものかを教えていただきました。それが僕の礎となっていますし、ホントにラッキーだったと思っています」と、永田について語ったKENSO。しかし、「永田さんから教えていただいたストロングスタイルは、世間で言われているストロングスタイルとは違います。自分たちで考え、自分の人生をリングの上で全て出す、それがストロングスタイル。私はそれを明日、リングの上でビチッと表現し、必ず勝利を奪いたいと思っております!」と堂々と勝利宣言を放った。

 一方の永田は、「昔闘ったことのあるKENSOとは別人という印象ですね。ただ、なんだかんだ言いながらも、全日本プロレスを世間に浸透させようとアピールしていて、その努力は買っていますよ。あとは明日の試合が素晴らしいものになれば、彼の思いは世間に伝わるんじゃないですか?」と上から目線。自身が楽しみにしている選手としては、「こういう機会じゃなきゃ当たれない関本選手」と、大日本プロレスの関本大介の名前を上げていた。
 この永田を標的にしているのはKENSOだけではない。2月から抗争を繰り広げている河野真幸も同様だ。ここまで3度シングルマッチを闘って、2敗1ノーコンテスト。昨年の『チャンピオン・カーニバル』の公式戦でも敗れているため、「自分の『チャンピオン・カーニバル』は5月4日の永田裕志戦。それが全て」と、照準を永田一本に絞って、公式戦に殴り込む。

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