札幌U−18、青森山田など10チームが激突=高円宮杯U−18プレミアリーグ イースト出場選手コメント

スポーツナビ

流通経済大柏の児玉「今季は3年生と2年生で持ち味が違う」

流通経済大学付属柏高校 児玉夏樹
「チームの目標は、全国制覇です。昨季は勝負どころのセットプレーなどを含めて簡単に失点してしまう場面が多く、勝負強さを欠いた部分がありました。新チームでは最終ラインからのコーチングがまだ足りないと感じているので、自分自身も含めて改善していきたいと思っています。今季は3年生が『速くて強い』、2年生が『うまい』という具合に持ち味が違います。3年生はロングパスを多用した大きな展開が得意ですが、ショートパスを中心とした細かい展開はまだ発展途上だと感じています。しかし、下級生の底上げがあれば上級生も意識を高く持つようになり、全体のレベルが高まると考えています。2つの持ち味をうまくミックスさせてチームが良い方向に進むように努力したいと思います。チーム全体に共通している特徴は、前線からのプレスです。試合を見に来て下さった方たちには、アグレッシブで激しさのある、Jユースとは違ったサッカーを見てもらえたらうれしいです」

東京ヴェルディユース ポープ・ウィリアム
「チームの目標は、昨季もう一歩のところで達成できなかった優勝です。そしてチャンピオンシップも制して日本一になりたい。課題としては、一昨季も昨季もadidas CUP(U−18)選手権を優勝した夏以降に少し成績が伸び悩む傾向がありました。心のどこかで油断や満足が生まれていたのではないかと考えています。今季は全員が練習からすべてを出し切る姿勢を1年間貫きたいと思います。サッカーの内容に関しては、今季も攻撃陣はいい選手がたくさんそろっているので、GKとしてなるべく失点を少なく抑えて守備陣を安定させることができれば、優勝に近付けるのではないかと考えています。プロになるという個人的な目標もチームで結果を出しながら達成したいと思います。試合を見に来て下さった方には、ドリブルやシュートなどの個々の技術とパスワークによる崩しを見てほしいと思います。応援よろしくお願いします」

三菱養和SCユース 永井堅梧
「昨季はギリギリで残留することができました。今季も残留が現実的な目標です。ただ、やるからには上位を目指したいので、できるだけ前期で勝ち点を稼いで、後期は上位争いにチャレンジできるようにしたいです。昨季は後期に勝つことができず、チームの雰囲気がどんどん悪くなってチームがバラバラになった時期がありました。それでも最後の1週間は、主将と副主将が中心になって(チームを)まとめてくれて最終節を勝つことができました。あのときの頑張りを今季はシーズン開幕からやっていきたいと思います。チームは例年以上に1年生から3年生まで何でも言い合える雰囲気があり、仲良くやっています。試合では全員で戦う姿勢を見せて、見に来て下さる人たちに楽しんでもらいたいです。ホームゲームでは、いつも近隣の方々の協力と理解があって練習や試合をすることができていることへの感謝の気持ちを持って、マナーを守って運営補助にあたりたいと思います」

清水エスパルスユース 八谷惇希
「今年はトップチームに2種登録されている石毛(秀樹)ら前線にタレントが多く、個々の印象が強いチームです。ただ、得点が取れるのはいいのですが、守備もしっかりしていかなければいけないと思っています。昨季は3年生がチームを引っ張ってくれていましたが、なかなか失点を減らすことができませんでした。今季は攻撃陣も含めて全員で守備をして勝利を目指します。個人的には『キャプテンとして』と『GKとして』の二つの意味合いで最後方から仲間に声をかけて、みんなを動かしていきたいと思っています。僕たちは昨季ホーム無敗ですし、今年もホームでは負けられないという気持ちでいます。見に来て下さった方に喜んでもらえるように、闘志むきだしでがむしゃらにプレーするので、応援していただけたらうれしいです。昨季は3位で悔しい思いをしました。新3年生だけで集まって新しい目標についても話しました。優勝を狙って頑張ります」

静岡学園高校 渡辺隼
「昨季は対戦相手がどこも格上という初めての経験で、前期は1勝しかできないなど大変でした。しかし、やっていくうちに成長できていると感じられたので良い経験になりました。個人的にも自分の実力を常に測ることができました。また、1年を通じて戦い続けることで、特に気持ちの面でチーム全体が大きく成長できたと思います。今季は残留争いをするのではなく、少しでも上位に入りたいと考えています。今季のチームは、雰囲気の明るさが長所です。サッカーの面では、まだまだドリブルだけに頼ったり、足下ばかりでボールを受けたりと課題がありますが、プレミアリーグを通してもっと良いチームにしていきたいです。主将としての責任もあります。積極的に声を出して、またゴールでもアシストでも結果を残してプレーでもチームを引っ張りたいと思います。勝負にこだわりつつ、静学らしい観客を楽しませるサッカーをしたいと思います」

<了>

2/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント