レッドブルが秘密兵器導入で挽回を期す=F1第3戦中国GP見どころ
不完全燃焼に終わった開幕2戦から巻き返しを狙うレッドブルのベッテル 【写真:レッドブル】
長さ1キロ以上のバックストレートが追い抜きのポイント
バックストレートは長さが1キロ以上あり、ヘアピンの14コーナーにつながっていることから、この14コーナーが追い抜きのチャンスになる。決勝でDRS(可変リアウイング)を使用できる区間DRSゾーンも、バックストレートに設定される。
タイヤサプライヤーのピレリが中国GPに持ち込むドライタイヤは、4種類あるコンパウンドの中で中間の軟らかさであるソフトとミディアム。ソフトはタイヤ側面のロゴやブランド名が黄色、ミディアムは白で書かれている。決勝では、雨用のタイヤを使用しない限り、2種類のドライタイヤ両方を使わなければならない。
クルマの総合力が問われるコース
つまり、ある特定の性能だけではなく、クルマの総合力が問われることになり、いずれかの部分を犠牲にすることなく、妥協点を見いだすことが必要だ。その妥協点を最も高い次元に設定できたクルマが、上海で最速のクルマになるだろう。