ワイルドコンビに亀裂!? 征矢が大森追放を宣言!!=全日本

全日本プロレス

負けたほうが解散することになってしまった「GET WILD」と「TEAMビチっと!」 【全日本プロレス】

 2月16日(木)、都内にある事務所で全日本プロレスが記者会見を実施。次期シリーズ『40th Anniversary Year HOLD OUT TOUR 2012』の開幕戦3.4後楽園大会で行われる世界タッグ王座次期挑戦者チーム決定戦に出場するKENSO&カズ・ハヤシの『TEAM ビチッと!』と大森隆男&征矢学の『GET WILD』が出席し、それぞれ意気込みを述べた。

■征矢の発言から会見はとんでもない方向へ

 今や全日本のリングでも絶大なる支持率を誇る両ユニット。しかし、それぞれが行う記者会見はいつもデタラメで、そのカオスっぷりは内田雅之社長が同席を拒否するほど。この日は両チーム揃っての会見は初めてということで、それまでKAIや諏訪魔&真田聖也の会見には出席していた内田社長もこの会見になるとさっさと退散する始末だ。
 内田社長の予想は的中。征矢の意味不明な発言によって、会見は見事なまでにカオス状態に陥った。まず、この挑戦者決定戦はKENSOの提案により、TLCマッチによって行われることが決定。この試合は、テーブル、ラダー(脚立)、チェアー(イス)を公認凶器として使用を許可し、リング中央に吊るされた次期挑戦者決定権利書の入ったケースを争奪するというルールで行われる。
「TLCマッチはプロレスとはかけ離れたモノですが、今我々に何を求められているのか? それはチームワークです! 全日本のベクトルは一つ、世界タッグのベルトを取り戻すこと! メキシコは3対3が基本ですから、チームワークに長けている。だから、我々のチームワークを強化するためにこのルールでやりたい」とKENSO。もちろん、「確かにどんなルールであろうと逃げることはない」と『GET WILD』の征矢にも異存はない。ところが、続く征矢の発言から会見はとんでもない方向へと進んでしまった。

大森さんがいなきゃ、『GET WILD』じゃない!

征矢の追放宣言に呆気にとられる大森 【全日本プロレス】

「もし、この試合で負けたら、大森さんを追放し、『GET WILD』を解散します!」と、征矢はなぜか大森の追放を宣言してしまったのだ。これには大森も、「ちょ、ちょっとよく聞こえなかった? もう一回言ってくれる?」と確認。しかし、征矢は「負けたら大森さんに『GET WILD』を脱退してもらいます!」と主張を曲げない。
 これにはさすがの大森も困惑気味。「ちょっと待て? 俺を追放ってどういうことだよ!?」と問いただしても、征矢は「と意味不明の理由を述べるばかり。「意味わかんねえよ! おまえの思考回路はどうなんってんだよ?」と呆れて、遂に会見場から退席してしまったのだ。

『TEAMビチッと』も負けたら解散へ

絶妙なコンビネーションを見せていたワイルドコンビに解散の危機が… 【全日本プロレス】

 なんとか征矢が大森を連れ戻し、会見は再開。大森も「言葉に気をつけろ! 何年選手だ!」と怒ってみたものの、KENSOから「ちなみに負けた場合は追放なの?」と確認されると、征矢は「退団してもらいます。それだけの気持ちはあります」と、さらに大森を追い込み始めたのだからたまらない。
「自分の感情を抑え切ることができるのか?」と、大森が試合に向けて不安を募らせるのも当然だ。しかし、征矢は「それだけの覚悟がないと勝てません。僕の退団なんて安いモノなんです」と主張を変えない。大森が「おまえはリスクないだろう!」ともっともなツッコミを入れても、「大森さんを失ったら僕なんてガラクタなんですよ!」とワイルドな思考回路は徹底的に常人には意味不明な構造になっているようだ。

 さすがのKENSOも「おまえ、先輩にあの口の利き方はないよ」と、征矢をたしなめる始末。その一方で、カズと口を揃えて、自分たちが負けた場合は『TEAM ビチッと!』の解散を宣言していたが、会見終了間際には「征矢にもっていかれた感がある……」と若干テンションが落ち気味だった。
 大森の『GET WILD』追放か、『TEAM ビチッと!』解散か? 果たして、この2チームに世界タッグ王座の奪還を託していいのだろうか、という疑問だけが残った会見だった。

■全日本プロレス『40th Anniversary Year HOLD OUT TOUR 2012』開幕戦
3月4日(日) 試合開始12:00

<世界タッグ次期挑戦者チーム決定戦〜ナンバーワン・コンテンダー・TLCマッチ〜 時間無制限勝負>
KENSO&カズ・ハヤシ(TEAM ビチット!)
大森隆男&征矢 学(GET WILD)

<シングルマッチ>
河野真幸
永田裕志(新日本プロレス)

<シングルマッチ 60分3本勝負>
諏訪魔
真田聖也

<遺恨清算シングルマッチ>
西村 修
吉江 豊

<シングルマッチ>
征矢 匠
岡林裕二(大日本プロレス)

【追加対戦カード】

<シングルマッチ>
KAI
中澤マイケル(DDTプロレスリング)

<6人タッグマッチ>
武藤敬司、近藤修司、大和ヒロシ
太陽ケア、田中 稔、中之上靖文

<タッグマッチ>
曙、浜 亮太
渕 正信、ジョー・ドーリング

■3月11日(日)神奈川・横浜ラジアントホール 試合開始17:00

<三冠前哨戦 全日本プロレス対プロレスリング・ノア 6人タッグマッチ>
武藤敬司、近藤修司、大和ヒロシ
秋山 準、齋藤彰俊、青木篤志(プロレスリング・ノア)

■全日本プロレス『40th Anniversary Year 2012 プロレスLOVE in 両国 Vol.14』
3月20日(火・祝)東京・両国国技館 開始16:00

<三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]秋山 準(プロレスリング・ノア)
[挑戦者]武藤敬司
※秋山は3度目の防衛戦

<世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]ケニー・オメガ(DDTプロレスリング)
[挑戦者]近藤修司
※ケニーは4度目の防衛戦

<世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者]2月19日にメキシコで開催されるダーク・オズ&ダーク・クエルボvs.チェスマン&ウルティモ・グラディアドール
[挑戦者]3月4日に後楽園大会で開催されるKENSO&カズ・ハヤシvs.大森隆男&征矢学の勝者チーム
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