無敗の2歳王者誕生! アルフレード来春の主役だ=朝日杯FS

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アルフレードが3戦3勝で朝日杯を完勝、来春クラシックの主役へ 【写真:中原義史】

 JRAの2歳王者決定戦、第63回GI朝日杯フューチュリティステークスが18日、中山競馬場1600メートル芝で行われ、クレイグ・ウィリアムズが騎乗した2戦2勝の1番人気アルフレード(牡2=美浦・手塚厩舎、父シンボリクリスエス)が優勝。インの好位4番手追走から最後の直線も最内を突き抜け、3戦無敗で2歳馬の頂点に立った。良馬場の勝ちタイム1分33秒4は、2004年のマイネルレコルトに並ぶレコードタイ記録。

 騎乗したウィリアムズは昨年の天皇賞・春(ジャガーメイル)、今年のNHKマイルカップ(グランプリボス)に続き、JRA・GIは通算3勝目。同馬を管理する手塚貴久調教師は開業13年目にして、うれしいGI初勝利となった。

 なお、2馬身差の2着には蛯名正義騎乗の4番人気マイネルロブスト(牡2=美浦・高橋裕厩舎)、さらに半馬身差の3着には横山典弘騎乗の8番人気レオアクティブ(牡2=美浦・杉浦厩舎)が入り、上位3頭を関東馬が独占した。

“1強”を思わせる完ぺきなレース運び

ウィリアムズも「素晴らしい末脚」と絶賛 【写真:中原義史】

 無敗の2歳女王ジョワドヴィーヴルが先週阪神で誕生したのに続き、ここ中山でも無敗の2歳牡馬チャンピオンが生まれた。

「レース前はDVDを見てこの馬のことをよく研究していたんですが、その過去2戦の内容に違わない能力でしたね。本当にすばらしい末脚だった」
 今回初騎乗だったウィリアムズが満面の笑顔で、2歳王座を手に入れたアルフレードのレースを絶賛した。

「中山のマイル戦は外枠が不利だから、この3番枠は本当にラッキー。この枠から競馬をするからにはアドバンテージを最大限に生かそうと考えていました」
 ポンと好スタートから、道中は4番手のイン。この絶好位からスムーズに流れに乗り、「逃げた馬が左にモタレ気味だったので、進路は内にも外にもあった」と余裕のレース運びで最終的には最内への進路を選択。直線坂下から自慢の末脚で一気に突き抜けると、直線半ばではすでに“勝負アリ”の完勝劇だった。

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