無敗の2歳王者誕生! アルフレード来春の主役だ=朝日杯FS
アルフレードが3戦3勝で朝日杯を完勝、来春クラシックの主役へ 【写真:中原義史】
騎乗したウィリアムズは昨年の天皇賞・春(ジャガーメイル)、今年のNHKマイルカップ(グランプリボス)に続き、JRA・GIは通算3勝目。同馬を管理する手塚貴久調教師は開業13年目にして、うれしいGI初勝利となった。
なお、2馬身差の2着には蛯名正義騎乗の4番人気マイネルロブスト(牡2=美浦・高橋裕厩舎)、さらに半馬身差の3着には横山典弘騎乗の8番人気レオアクティブ(牡2=美浦・杉浦厩舎)が入り、上位3頭を関東馬が独占した。
“1強”を思わせる完ぺきなレース運び
ウィリアムズも「素晴らしい末脚」と絶賛 【写真:中原義史】
「レース前はDVDを見てこの馬のことをよく研究していたんですが、その過去2戦の内容に違わない能力でしたね。本当にすばらしい末脚だった」
今回初騎乗だったウィリアムズが満面の笑顔で、2歳王座を手に入れたアルフレードのレースを絶賛した。
「中山のマイル戦は外枠が不利だから、この3番枠は本当にラッキー。この枠から競馬をするからにはアドバンテージを最大限に生かそうと考えていました」
ポンと好スタートから、道中は4番手のイン。この絶好位からスムーズに流れに乗り、「逃げた馬が左にモタレ気味だったので、進路は内にも外にもあった」と余裕のレース運びで最終的には最内への進路を選択。直線坂下から自慢の末脚で一気に突き抜けると、直線半ばではすでに“勝負アリ”の完勝劇だった。