アドリアーノ「決勝で勝ってビジャにタイトルをささげたい」=準決勝アルサッド戦後、バルセロナ選手コメント
バルセロナ―アルサド 前半、自身2点目のゴールを決め、イニエスタ(左)らに祝福されるバルセロナ・アドリアーノ(中央)=日産スタジアム 【共同】
また、プジョルはクラブW杯を2度経験しているものの、「またこういう舞台で戦うことができるとは限らない」と、サントスとの決勝戦では全力を尽くすことを語った。
アドリアーノ
(2ゴールの活躍だったが)普段2ゴールも取ることはないので慣れない感じだったけれど、とてもうれしい。幸せだ。こういう舞台でプレーする機会はそうないし、そういう機会で結果を出せたことには満足している。
(ビジャが骨折したが)とにかく決勝で勝って彼にタイトルをささげたい。(交代で入ったアレクシス・サンチェスも交代したが、選手に疲労があるのか?)分からないけれど、アレクシスはあくまで大事をとっての交代。
(相手のGKは少し穴だった?)そうは思わない。あの得点の場面では彼にとっては不運で、自分に運があったということ。(ボールを失ってからのプレスの意識が得点につながった?)その通りだと思う。それが監督がわれわれ選手に求めていることでもある。少なくとも自分はピッチに出る時には監督のリクエストに応えられるよう最大限の力を出そうとしている。
(決勝のサントス戦はいい状態で迎えられる?)そう思うし、当然だ。数日(2日)休むことができるわけで、時差の調整もできるだろう。誰もが望む決勝に向けては、100%の状態で迎えられると思う。
(今日のゴールは誰にささげたのか?)妻と2人の子供たちに。あとは、いつも自分のことを支えてくれている人たちに。
プジョル
(サントスについて)攻撃陣にタレントがいる。(ネイマールは)素晴らしい選手であり、若いけれど違いを生み出せる選手だ。1対1はとても強いからマークするのが難しい選手だと思う。
(ネイマールはメッシと比較できそうか?)2人とも違いを生み出せる選手だ。共に1対1の強さを持って直線的なプレーができる。ただ、サントスの中でネイマールは左右のサイドに流れてボールを収めたり、ボールを隠すようなプレーをしている。
(決勝に向けてどういう試合をする?)それはこれから準備すること。(すでにクラブW杯を2度経験しているが主将としてこの大会に参加することをどう考えているか?)意欲を持ってここに来ているし、ここに来ることがどれほど難しいことかは理解している。またこういう舞台で戦うことができるとは限らないので、全力でプレーすることを心掛けている。
ケイタ
(ビジャのけがは残念?)間違いない。彼はとても重要な選手だし、人としてもとても素晴らしい。彼にとってとても難しい状況だが、それはチームにとっても同じ。
(いい内容の試合にはならなかったが勝利が重要だった?)ここに来たのはこのクラブW杯で勝つため。4−0で勝利できたのだからそれでいいと思っている。
(メッシからのアシストでゴールを決めたが)自分はFWでもないのに毎年2、3ゴールをプレゼントしてくれるから、とても満足しているよ(笑)。
マスチェラーノ
(終了間際に痛んでいたが)問題ない。少し相手の足が入っただけ。(ビジャが負傷交代したが)本当に悲しい。回復までが難しいけがになるだろうが、今われわれができることは彼をサポートすることと、いち早い回復を祈ること。
(少し寂しいゲームだったがスタジアムの雰囲気が影響した?)雰囲気については日本独特のものだったんじゃないか。静かだったから自分たちの声がよく通ったけれど、そういったことよりもこの大会の重要性を考えるべきだ。この勝利でまた新たなファイナルを戦うことができるわけで、決勝の相手はとてもいいチームだ。(サントスには)若くていい選手がたくさんいるし、彼らがここまで来たということはそれなりの力があるからだ。
(サントスについての情報は?)今日、情報のないチームなどどこにもない。彼らの強さは攻撃にあるし、19歳の彼(ネイマール)は世界中が知っている選手だ。ただ、メディア受けはしていないかもしれないが、ガンソのような質の高い選手もいて、南米の人間なら誰もが理解するだろう。
(決勝での勝利はビジャにささげる?)もちろん。今回のビジャのみならず、われわれはティト(アシスタントコーチのティト・ビラノバ)が手術をした時もそうだった。今言えることは、早く回復してほしいということだけ。
<了>
取材:小澤一郎
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ