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ネルシーニョ監督「個人の能力ではまだ差がある」
柏レイソル監督 準決勝後会見
柏―サントス 前半、リードを許し厳しい表情の柏・ネルシーニョ監督=豊田スタジアム
柏―サントス 前半、リードを許し厳しい表情の柏・ネルシーニョ監督=豊田スタジアム【共同】

 サッカーのクラブ世界一を決めるクラブワールドカップ(W杯)が14日、愛知・豊田スタジアムで行われ、準決勝で南米王者のサントス(ブラジル)と対戦した開催国代表のJ1王者柏レイソルは1−3で敗れた。前半に2点を先制された柏は後半に酒井宏樹のゴールで1点差に詰め寄ったが、再び突き放された。試合後、柏のネルシーニョ監督は「負けたが良い内容だった」とチームの攻撃的姿勢を称賛する一方で、「個人の能力ではまだ差がある」とサントスとのレベルの違いを指摘した。

負けたが良い内容だった

――レイソルはサントスと拮抗(きっこう)した試合をした。日本サッカーとブラジルサッカーとのギャップは縮まったと思うか? 世界レベルに迫るためには何が必要だと思うか?


 日本サッカーは成長している。若い選手が育って、しかも個性のある選手が出てきている。Jリーグで行われている育成は、選手が伸びるように組織され、日本代表も五輪代表も良い戦いをしている。90年代に日本で仕事をしたが進化は著しい。しかし、個人の能力ではまだ差があると思う。ブラジルと比較してテクニックは及ばないが、戦術面はブラジル側も難しい部分があったと思う。われわれは良いサッカーをした。


――今日のボールポゼッションは、柏が52%、サントスが48%と柏が上回った。チャンスも多く、柏が勝ってもおかしくはなかったと思う。決勝戦、サントスはどうなると思うか?


 サッカーは、こうであったとかの可能性は意味がない。結果がすべてだ。この大会、われわれは良い経験ができた。このチームは若く、Jリーグのタイトルを獲ったばかりで、3試合を行った。ゴールのチャンスを作ったが、前半2つの不注意から失点した。後半、戦い方を変えて、セットプレーで1点を返し、ゲームの終盤は同点を狙ったが、3点目を失ってしまった。われわれはチームとして整っている。リズムも悪くなかった。サントスの前線を抑え、カウンターを阻止できた。負けたが良い内容だった。


――どれぐらい選手を誇りに思っているか。素晴らしい試合だった。サントスはあまり攻め込むことができなかった


 今日は戦術面が整い、サントスの前線のマークもできていた。サントスは構えてカウンターを狙っていたが、われわれはサントスのカウンターを消すことができた。われわれは試合全体で激しい戦いができた。結果を求め、得点にはつながらなかったが、サイドからのクロス、センターからの攻撃、いろいろできたと思う。

レイソルは結果を求めてプレーした

――サントスは守備に不安がある。この内容でバルセロナに勝てると思うか?


 あなたを尊重して言うが、この質問はラマーリョ(サントスの監督)にする必要がある。彼は自分のチームのことをよく知っているから。バルセロナもサントスも偉大なチームだ。それぞれ内容は違う。決勝戦は素晴らしい試合になると思う。わたしも観戦したい。


――3失点とも、DFがいながら点を取られてしまった。Jリーグのレベルではああいうブラジルのトップレベルを防ぐのは難しいのか? それともよく防いだなという印象か?


 サントスの選手にスペースを与えてしまった。中盤から前にチャンスを与えてはいけない。チャンスを与えると決められてしまう。ミスではなくてクオリティーの差が出た。得点の嗅覚(きゅうかく)、ネイマールとボルジェスの嗅覚が出た場面だったと思う。


――前半立ち上がり、サントスが柏に対して慎重に来たのは意外だったか


 前半は特に、お互いが分析したからだろう。後半は、サントスはアドバンテージがあったので、もう少し引いてカウンター狙いに来た。レイソルはこの状況で結果を求めてプレーをした。1−2になってから自信を持って攻撃を続けたが、残念ながらあれ以上得点は入らなかった。


――組織サッカーはサントスを上回ったと思うが、確信はあるのか?


 サントスとの比較ではなくてわれわれのチームがオーガナイズされていたということ。サントスのスピーディーな攻撃に対し、われわれの組織は整っていた。


<了>


取材:鈴木潤

スポーツナビ

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