イニエスタ「モチベーションは最高潮」=バルセロナ選手 準決勝アルサッド戦前日会見

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初戦を翌日に控え、記者会見するバルセロナのイニエスタ=14日午後、日産スタジアム 【共同】

 クラブワールドカップ(W杯)に欧州代表で出場するバルセロナのアンドレス・イニエスタは14日、準決勝のアルサッド戦を翌日に控え、試合会場となる横浜国際総合競技場で記者会見を行った。10日に行われたレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”(伝統の一戦)に関する質問が相次いだが、イニエスタは「クラブW杯に完全に集中している」とタイトル獲得への意気込みを語った。
 この試合の勝者が、18日の決勝戦でサントスと対戦する。

時差に慣れることは簡単ではない

――現在のコンディションはどうか? また10日に行われたクラシコでレアル・マドリーに勝利したが、どんな気分か?

 われわれはいい状況にある。慣れない土地での時差に慣れることは簡単ではない。スペインとは全然違う環境だ。しかし、ここ数日間でなるべくよく眠るようにして、ローカルタイムに合わせている。明日は完ぺきな形でピッチに立てると思う。そして勝ちたい気持ちが強いので、その気持ちを持ってピッチに入る。
 今の状態はいい。いい形で試合に臨める。チームの状態もいい。チームの一員として頑張っている。みんなでチームプレーをしていきたい。クラブW杯に勝って、いい気分で1年を終えたい。このタイトルをぜひ持ち帰りたい。

 レアル・マドリーとの試合に関してだが、いい瞬間も悪い瞬間もあった。自分の調子も、いい時と悪い時があった。ただ、最も重要なのは勝利したことだ。レアル・マドリーという、素晴らしいライバルに勝ったので、ハッピーだし、とてもウキウキしている。

――「最も重要なのは(クラブ)W杯だ」と言っていたが、クラシコよりもいい状態か?

 レアル・マドリー戦の前も状態は良かったと思う。その時よりも、今のほうがいい。チームにはいろんなオプションがあり、サンチャゴ・ベルナベウ(レアル・マドリーの本拠地)での戦いで頑張って良い勝利を収めた。自分たちにとっては勝つことが重要。というのも、レアル・マドリーのホームで勝つことは非常に大変なことだ。それに勝ったことは、自分たちに自信を与えてくれる。今は頭を切り替えて、このクラブW杯に優勝することに集中している。ここまで来るのは、簡単なことではなかった。チャンピオンズリーグ(CL)に勝たないとここまで来られないわけだから。だから明日は全力で戦う。

――サンチャゴ・ベルナベウでの勝利は重要だが、この勝敗は相手にダメージを与えたと思うか?

 そうは思わない。簡単なチャレンジではなかった。レアル・マドリーに勝ったが、リーグの結果はまだ出ていない。今はチームの一員として、いい状態で、すべての試合を1つひとつ勝っていきたい。非常に重要な試合に勝ったとは思う。今はクラブW杯に完全に集中している。だから、レアル・マドリーの選手がどう感じているかは分からない。

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