――２人に質問。昨日アルサッドはチュニジアのエスぺランスと対戦して勝った（２−１）。その記者会見でアルサッドの監督に対し「バルセロナと対戦するにあたって、どのように考えているか、勝つつもりなのか」という質問をした。その答えは「相手のチームに対して最大限のリスペクトを持っている」ということだった。２人は対戦するアルサッドについて、何か知っているか？

プジョル　今のところ該当チームに対する研究はわれわれレベルではまだやっていない。チームの中に対戦相手の分析をする専門家がいるので、おそらく分析をしてくれているのではないか。われわれに対しては、明日以降、それを情報として伝えてくれると思う。ただ一つ言えるのは、アルサッドは準決勝のレベルまで来たわけだから、それだけの実力のある素晴らしいチームだと思っている。

アウベス　ここまで勝ち上がってきたチームに対してリスペクトの気持ちは持っている。お互いリスペクトしているということが言えると思う。理由は強くないとここまで来れないからだ。自分たちとしては、ちゃんと準備をして試合に臨みたい。２年前（のクラブＷ杯では）、あまり調子が良くないこともあったので、今回はとにかく準備万端でライバルと対戦したい。

――３バックでプレーするシステムについてはどう考えているか？

プジョル　３バックはやりやすい。もちろんこれは監督からの変更の指示に従って、フォーメーションなりシステムを変えていくが、自分たちは監督が必要とする作戦に従ってプレーするのみ。特にやりにくいなどはない。

――プジョルに質問。対戦相手はアジア代表のアルサッドだが、１５日、おそらくスタジアムにはバルセロナを応援する日本のファンが多く詰め掛けると思う。なぜなら、アルサッドはあまり日本では有名ではないから。このような状況でプレーすることは、自分たちの助けになると思うか？（原田公樹／フリーランス）

プジョル　日本では毎回、温かい、親切な声援を送ってもらってとても感謝している。木曜日、バルセロナのファンで（スタジアムが）いっぱいになるということなので、ぜひ彼らに満足してもらえるような試合を披露したいと思う。

――プジョルに質問。バルセロナはこれまで数々のタイトルを取っているが、クラブＷ杯のタイトルとはどういう存在か？　そしてそれを取る自信はどれくらいあるか？

プジョル　このクラブＷ杯のタイトルは非常に重要なタイトルだ。ここまで来ることは、決してたやすいことではない。ヨーロッパでのチャンピオンズリーグにも勝って、初めてここに来られるわけだから、自分たちとしてはぜひこのクラブＷ杯のタイトルを持って帰りたいと思う。ここで勝ってこそ、世界ナンバーワンのクラブだと胸を張って言えるからだ。

――レアル・マドリーとの試合では逆転で勝利を収めた。レアル優勢が伝えられただけに、この結果は痛快だったと思うが、２人はどのように考えているのか？

アウベス　ライバルの力を弱体化させるためには勝つ必要があった試合だった。勝てて本当に良かったと思っている。それによってチームの有力性についても示した。この間の試合で３点を取ったというのは、ただ単に３点を取ったというだけではない。非常に重い意味があると思う。全力で試合に臨んで、最後非常に良い結果につながって良かった。試合自体、本当に難しい展開だった。でも、その中で勝てたことに非常に満足しているし、内容も素晴らしかった。

――バルセロナが日本に来るのは今回で３回目。今回どのような思い入れを持って日本に来たのか？

プジョル　過去の思い出は決して良い思い出ではない（編注：０６年大会の決勝でインテルナシオナルに０−１で敗れている）。自分たちはディフェンシブに試合を運んでしまい、最終的にはゴールを決められた。

――プジョルに質問。ブラジルのネイマール（サントス）についてどう思うか？

プジョル　ほかの選手とは違うタイプの選手だと思う。常に１対１でゴールを狙っていくし、若いが経験は積んでいる選手だと思う。ほかの選手よりも目立つ、良い選手だと思う。

＜了＞

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