柏の田中「点を取ったら本当に楽しい」=クラブW杯・オークランド戦後 柏選手コメント
FW田中順也
柏−オークランド 前半、2点目のゴールを決めジャンプして喜ぶ柏・工藤(中央)。左は先制ゴールの田中 【共同】
自分も最近ゴールを決めていなかった。決めたかった。良い形で切り返せて、そこからシュートを打ったんですが、狙ってみて良かったです。相手が割と体をぶつけてくるので、体で抑えたらターンできると思っていた。ディフェンスの違いは感じていて、これはいけるかもと思っていた。体で来てくれるので、それに自分の体を当ててくるっとターンすればいけるかもって。
今日はやっていて、相手のディフェンスがスカスカだったので、もっと決めなければいけなかったんですけど。でも、最後の決定的なところで、粘りがあるのは感じました。(初戦で得点でき、良いスタートが切れたか?)間違いないですね。ここから先、全部の経験が未知ですし、点を取ったら本当に楽しいなって感じた。次もワクワクしますね。
FW工藤壮人
ピッチに入ると、国際大会のセレモニーや外国人のレフェリー、対戦相手を見て、やはりいつもと違う雰囲気になっていた。ただ、チームはそこまでガチガチという感じでもなかったと思う。初戦でゴールが絶対に欲しかった。混戦の中、うまくトラップでき、反転から押し込めた。
前半は球際の競り合いを避けているようなところがあったので、監督からもハーフタイムにもっと球際を激しくいくように言われていました。やはり、セカンドボールを取れるかどうかは大切ですからね。
DF酒井宏樹
サイドステップしている時に、左ひざを痛めました。その後、プレーしたんですけど、初めての個所でしたし、めちゃくちゃ痛くてキツくて。このままやって切ったらどうしようもない。歩けるうちに代わろうと思った。緊張はしない。いろいろ経験させてもらいましたから。その分、もうちょっとやらないといけなかったんですが。
レアンドロがフリーになって、前にどんどん行っていたから、なかなかついていけなかった。でも、良いコンビは出せたかなと思います。スタジアムの雰囲気は完ぺき。好きなスタジアムです。海外みたいなスタジアムです。相手の選手も、そこに足が伸びてくるのかという感じで。日本人にないところでスピードがあったり、みんな戸惑ったところもあったはず。また(準々決勝の相手の)メキシコだと違うはず。でも、そういうのを経験することや、勝つためにここに来ている。次も頑張ります。
MFジョルジ・ワグネル
対戦相手(オークランド・シティ)は知っているチームではなく、情報も少なかった。グラウンドの中で見ないといけないことが多かった。それに、いつもと違う雰囲気があった。結果を残したいという気持ちでいたので、この勝利は価値がある。次のゲームはさらに難しいものになると思うので、もっと良いプレーを個人としてもチームとしても残さないといけない。
2009年だったと思うんですが、モンテレイとは対戦したことがある。メキシコのサッカーも分かっています。あの時よりも何人か選手が変わっていると思う。相手は今日よりもクオリティーが高いと思います。つないでくるのが好きなチームで、パスもうまいし、技術が高い選手もいますから。GKがリベロのようにビルドアップに参加してくることもあると思う。メキシコのサッカーのタイプだなと思います。
今まで僕らがやってきた力をしっかり出さないと、次は勝てないと思います。敵を分析する時間もありますし、相手のやり方、システムなどの情報を聞きたい。ただ、それも必要だけど、自分たちのサッカーを出すことの方を意識したい。日本でプレーしていて、こういう大会に参加できるのは非常に大きな経験となる。だからこそ、こういう機会に全力で臨みたい。今年最後の大きな大会で、世界が注目していますからね。