ネルシーニョ監督「もっと高いパフォーマンスを出せる」=柏レイソル監督 開幕戦後会見

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後半はパスミスが多く、リズムが作れなかった

――後半、押し込まれる場面があったが、それは相手のプレッシャーが原因か、それとも疲労が原因か?

 スコア的にわれわれがリードして、相手はビハインドがあったから、出方は分かっていた。それよりも、われわれが奪った後のパスミスが多く、自分たちのリズムが作れなかったのが要因だと思う。全体的にレイソルのコントロール内で試合ができたと思うが、ミスでカウンターを決め切れず、意図した形でサイドを切り崩したが、もう1点が取れなかった。そういうところでゴールが生まれていれば、また違う内容になっていただろうし、結果も違っていただろう。しかし、最初に述べたように1回戦としては大事な勝ちだったと思う。

――モンテレイの選手について情報を得ているのか?

 映像などから、もちろんわれわれは情報を得ている。選手の特徴、イメージはつかんでいる。本格的な練習は明日から始めようと思っているので、選手たちに言って、モンテレイのディテールを伝えて準備していきたい。

――サントスのムリシー・ラマーリョ監督が今日の試合をスタンドで見て、「柏はモンテレイに勝って次の試合まで行く」と言っている。監督もそう思うか。オークランドは守備的だったが、メキシコのチームは攻撃的なのでやりやすいか?

 やりやすい相手だとは思う。もちろん守備をしっかりして、警戒して守備をしなければいけないが、相手も守備だけのチームではなく攻めてくる。攻めてくるということは、うちがオーガナイズできていれば敵陣にスペースができてくる。そこをわれわれの持っているスピードを生かして攻撃に転じる。そういう期待をしている。モンテレイに勝って次に行くかということだが、そのためにわれわれは準備をするし、90分、もしくはその後の(延長戦の)30分、PK戦。わたしのチームが戦術的にも技術的にもクオリティーの高いサッカーをしたいと思っている。

――1年前までJ2で、選手は国際経験が少ない。バルセロナやサントスと戦う心構えはできているか?

 一歩一歩チームというのは成熟し、成長していくもの。J2でわれわれが経験を積んできて、J1でも成長してきてタイトルを勝ち取った。ステップバイステップで成熟してきた。次のステップである試合を乗り越えて、それがさらに良い経験になる、自信になり成長につながる。それで、ビッグクラブのサントスと対戦する。そうやってこのトーナメントの中で戦っていきたいと思う。大半の方がバルサとサントスの決勝だと見込んでいるようだが、去年もビッグネーム同士の決勝を予想していたが、そうはならなかった。Jリーグで成長してきたように、このトーナメントでも1試合1試合良い結果を残し、成長していくと思っている。

<了>

取材:鈴木潤

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