柏の工藤「世界を体感できるチャンス」=クラブW杯・オークランド・シティ戦前日 選手コメント

スポーツナビ

FW工藤壮人

クラブW杯開幕戦に向け、公式練習で調整する北嶋(中央)、酒井(右端)ら柏イレブン=豊田スタジアム 【共同】

「世界を体感できるチャンス」

 リーグ戦と違って、FIFA(国際サッカー連盟)の大会なので雰囲気が独特です。練習した豊スタ(豊田スタジアム)も客が入っていなくて異様な雰囲気でしたけど。オークランドは大きい選手が多くて、でかさでは勝てないけど、確実に足元を突いていきたい。うちの細かいパスが生きてくると思う。DFにニュージーランド代表の大きな選手がいて、Jリーグでも大きなDFはいるけど、あまりやることはないので、世界を体感できるチャンスだと思う。

 来年はロンドン五輪があって、今、U−22代表がアジア最終予選を戦っている。僕はこの世界大会を通して、いろんなものを吸収してプラスにしたい。同じ世代の選手が経験できないことを僕は経験できるんで。できれば相手を圧倒して勝ちたいです。

MF茨田陽生

「今はすごくワクワクしている」

 オークランドのイメージはでかいということです。センターバックからつないだり、ボランチも持って上がったり、思った以上につなぐ。でも、こっちがうまくプレスをはめれば蹴らせることができる。そのセカンドボールを拾って良い攻撃につなげたい。Jリーグの名古屋戦の時のように。

 今はすごくワクワクしています。外国のチームが相手なので、うちのチーム力が問われる。でも試合に勝つことを考える前に、試合に出ることを考えないといけません。選手層が厚いので。まずはそこからです。

GK菅野孝憲

「個人的にはゼロにこだわっていきたい」

 オークランドは中盤に良い選手がいる。完ぺきには把握していないけど、裏への飛び出しも多く、セットプレーでも変化をつけてくるらしい。臨機応変に対応したい。知らない相手と対戦するからといって変わったことをするのではなく、自分たちができることをやりたい。

 リーグ戦はああいう形で締めくくることができたので、良い雰囲気だし、結果にこだわっていきたい。個人的には(失点)ゼロにこだわっていきたい。自分のやることは変わらない。自分のプレーをして、チームのために戦う。

MF栗澤僚一

「速い攻撃がチャンスになる」

 雰囲気はいいです。リーグ戦が終わってから間もないけれど、もう準備はできています。モチベーションも高い。相手がどうこうじゃなくて自分たちのスタンダードを出す。そういう気持ちで臨みたい。過密日程だけどコンディションは悪くない。

 オークランドは思ったよりもつないでくる。スペイン人の選手が前線にいて、間、間を突いてくるイメージ。そういう相手なら奪った後、速い攻撃がチャンスになる。試合をやりながらどういう相手なのかを判断して、自分たちのリズムにしていきたい。

DF橋本和

「FIFAの大会なので気持ちが高ぶる」

 ビデオを見たら、僕と対面する選手は身体能力が高く、速い。どれだけ速いかはやってみないと分からないけど、しっかり対応したい。オークランドの選手は身長が高いので、セットプレーは集中しないとやられてしまう。こっちのセットプレーははじき返されてしまうかもしれないけど、しっかりやれば100%はじき返されてもチャンスは来る。

 コンディション的には普段と比べたら少し疲れはあるけど、やるからには全力でやる。FIFAの大会なので気持ちが高ぶってくる。今までに経験したことがないぐらいです。

FW林陵平

「自分たちのスタンダードを出すことが重要」

 国際大会の雰囲気が気持ちいい。すごく楽しみ。オークランドにはうちのサッカーができれば、十分に勝つ可能性はあると思う。オークランドは前の方はスペイン人とかコスタリカ人で、後ろがニュージーランド人。一発は持っていると思う。

 自分たちのスタンダードを出すことが重要。1試合1試合全力でやります。国際大会で良い経験ができる。まずは明日勝たないとその後がないので、しっかりやって勝ちたい。

<了>

取材:鈴木潤
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