10.29「UFC」参戦! 日沖発インタビュー「覚悟を決めないといけない」

UFCモバイル

ついにUFCへの参戦が決まった日沖発にインタビュー 【(C) 2011 Zuffa. LLC.】

 米国UFC参戦を視野に入れ、修斗世界ライト級(※65キロ)王座を返上した日沖発。

 UFC131とストライクフォースを現地視察し、その間にはモントリオールでジョルジュ・サンピエールと4日に渡りトレーニングを行なった。帰国後、UFCを主催するZuffaと正式に契約を交わした日沖が、7月1日に東京にやってきた。私用と某所でのトレーニングが目的で上京した日沖に、インタビューを試みた。

(※日沖選手は現地時間10月29日に開催されるUFC137でジョージ・ループ選手と対戦することが決定しましたが、今回の取材は対戦カード決定以前に行われたものです)


[インタビュー記事提供:UFCモバイル]

まずはUFCの戦い方を覚えていくことが先決

いきなりタイトルを狙うのではなく、まずはUFCの戦い方を覚えていくことが先決と語る日沖 【(C) 2011 Zuffa. LLC.】

――Zuffaと契約が無事終了した日沖発選手ですが、今の心境を教えていただけますか

「そうですね、楽しみでもあり、緊張もしています。契約を終えたことで、覚悟を決めないといけないという気持ちになってきますね」

――その後、対戦相手や出場する大会など引き続き交渉が続いていると思われるのですが。

「ハイ、チームの渉外役として助けてくださっている方と自分は連絡をし、ズッファと自分が直接、やりとりをすることはないですが……。まだ、対戦相手と試合の日などは決まっていない状態です」

――早く決まって欲しいですね。

「決まれば、それだけ覚悟も決めることができるのですが、焦ってはいないです。対戦相手云々よりも、今は自分の技術、戦いの組み立てにフォーカスを当てています」

――このところ、ライト級からの転向が増え、ビッグネーム以外にもリカルド・ラマスなど、こんなに動ける選手がいるのかと思わせるファイターも現れ、フェザー級の層が一気に厚くなっています。

「そうなんですか? ただ、僕はすぐにタイトルとか考えているわけじゃないので、まずはUFCの戦い方を覚えていくことが先決だと思っています」

日本人選手が結果を残せていない原因、それは……

敬愛するGSPと同じ大会でのデビューが正式決定、日沖はビッグインパクトを残すことができるか 【(C) 2011 Zuffa. LLC.】

――日本人選手が、なかなか結果を残せていない状況が続いています。

「……。大まかな技術とは違う面が、その原因になり結果が出ないことに影響しているんじゃないでしょうか。技術的なディテールだったり、メンタル的なことが要因になっているのかなぁとは感じます」

――なるほど。日沖選手がその細かい部分を突き詰めて、オクタゴンで活躍できることを願っています。まずは、当初の狙い通り、10月デビューを期待しています。

「僕はそのつもりですが、もちろんUFCにはUFCの都合もあるでしょうから、10月でなくなるということも視野に入れています」

――10月だと8日のヒューストン大会、29日のベガス大会があります。その8日はケニーさんと慕うケニー・フロリアン、29日には敬愛するGSPが出場予定です。どちらの大会でUFCデビューを飾りたいですか。

「それは……、どっちでもいいですけど……。GSPが戦う日にデビューしたいって言ってほしいってことですか(笑)」

――まぁ、そういうわけなのですが……。ところで、今回は名古屋ベースの日沖選手が、東京にやってきて某所で練習している時間を見計らいインタビューさせていただいたのですが、正式に試合が決まってからも東京で出稽古を行うことはあるのでしょうか。

「今日のような技術的な部分で、細かい箇所を修正していただけるような練習なら、東京にも足を運ぼうと思っています。UFC参戦を控え、所属するALIVEでも、僕の指導時間を少なくして、練習に集中できるような態勢を整えて応援してくれていますので、しっかりと準備していきたいです」
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント