ベンゲル「名古屋グランパスを誇りに思う」=アーセナル公式サイト・インタビュー
ストイコビッチは何度もイングランドへやって来た
かつてベンゲルが指揮を執った名古屋がストイコビッチ監督のもと、初のJ1王者に輝いた 【写真は共同】
1996年の監督就任以前、アーセナルの指揮官は日本で18カ月を過ごしていた。下位に低迷していたチームをベンゲルは在籍1年でJリーグ(95年後期リーグ)2位にまで引き上げ、95年度の天皇杯も勝ち獲っている。
名古屋は20日、リーグ最下位に沈む湘南ベルマーレと対戦。この日に優勝が決まる可能性があった。かつてJリーグ最優秀監督賞にも選ばれたベンゲルは、この知らせに喜びの表情を見せた。
「ドラガン・ストイコビッチはわたしが指揮していた当時の選手だった。彼は名古屋の監督になった時、何度もイングランドへやって来たよ」ベンゲルはそう語る。
「名古屋とは今でも連絡を取り合っている。彼らの決断などについて話をしているんだ。わたしは名古屋で仕事を始めたし、個人的にこれは非常にハッピーなことだ。とても誇りに思う。彼らにとって偉業だし、祝福したいと思う」
名古屋を離れたベンゲルは、96年9月にハイバリーの監督に就任した。だが、今でも彼は日本に大きな影響を与えている。フランス人監督にとって、当時のハイライトは何だったのだろうか?
「クラブの変化だ」ベンゲルはそう答えた。
「わたしが日本へ着いた当時、名古屋はJリーグのお荷物と呼ばれていた。そこからわれわれは最初のシーズンを2位でフィニッシュし、天皇杯とスーパーカップも獲得することができた。フットボールを愛する人々の幸せも大きかった。われわれのゲームは毎回完売していたんだ。当時、チームを取り巻く人々の熱狂ぶりは本当にファンタスティックだったね」
なお、湘南に1−0で勝利した名古屋は、初のJ1リーグ王者に輝いた。
<そのほかの情報は、JP-Arsenal.comで>
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