早大が4季ぶり42回目の優勝!=東京六大学優勝決定戦・慶大vs.早大速報
早大 300 012 103=10
慶大 000 000 050=5
早:斎藤、大石
慶:竹内大、田中宏、福谷、山形、金子、正木
東京六大学野球で50年ぶりとなる早慶による優勝決定戦が3日、神宮球場で行われ、早大が10対5で慶大を破り、4季ぶりの優勝を決めた。
秋季リーグ最終節の慶大戦で2連敗し、優勝決定戦に持ち込まれた早大が、土壇場で勝負強さを発揮した。初回に宇高幸治の犠牲フライなどで3点を先制し、5回には斎藤佑樹のタイムリーなどで追加点を奪った。先発の斎藤はキレのあるストレート、鋭く曲がるスライダーを軸に7回まで無安打に抑える好投。しかし、8回に守備の乱れをきっかけに、5長短打で5点を失って降板した。斎藤の後を受けた大石達也は8回のピンチをしのぐと、9回も無失点に抑えた。
慶大は先発の竹内大助が初回につかまり、3回3失点で降板。打線は7回まで無安打に抑えられ、試合の主導権を握られた。8回に4番・伊藤隼太の2点タイムリー三塁打などで5点を奪う反撃を見せたが、ベンチ入りの投手を使い切った9回には野手登録の左腕・正木拓也をマウンドに送り、守備の乱れもあって3点を追加された。
慶大 000 000 050=5
早:斎藤、大石
慶:竹内大、田中宏、福谷、山形、金子、正木
東京六大学野球で50年ぶりとなる早慶による優勝決定戦が3日、神宮球場で行われ、早大が10対5で慶大を破り、4季ぶりの優勝を決めた。
秋季リーグ最終節の慶大戦で2連敗し、優勝決定戦に持ち込まれた早大が、土壇場で勝負強さを発揮した。初回に宇高幸治の犠牲フライなどで3点を先制し、5回には斎藤佑樹のタイムリーなどで追加点を奪った。先発の斎藤はキレのあるストレート、鋭く曲がるスライダーを軸に7回まで無安打に抑える好投。しかし、8回に守備の乱れをきっかけに、5長短打で5点を失って降板した。斎藤の後を受けた大石達也は8回のピンチをしのぐと、9回も無失点に抑えた。
慶大は先発の竹内大助が初回につかまり、3回3失点で降板。打線は7回まで無安打に抑えられ、試合の主導権を握られた。8回に4番・伊藤隼太の2点タイムリー三塁打などで5点を奪う反撃を見せたが、ベンチ入りの投手を使い切った9回には野手登録の左腕・正木拓也をマウンドに送り、守備の乱れもあって3点を追加された。
■1回表
慶大は左腕・竹内大が先発。10月31日の早慶戦1回戦では7回無失点で勝利投手となっている。
早大は秋季リーグ戦で3割8分6厘で首位打者を獲得した土生を1番に据える。土生はカーブを打ってセンター前ヒットで出塁。2番・市丸はバスターでしぶとくライト前に運ぶ。無死一、三塁から、3番・宇高がレフトへ先制の犠牲フライ!
さらに4番・山田敏がライト前ヒットでつなぎ、再び1死一、三塁のチャンスをつくると、今季初スタメンの地引のセカンドゴロの間に、三走・市丸が2点目のホームを踏んだ。
なおも2死二塁から杉山がショート内野安打。センターに抜けそうな当たりをショート渕上が好捕して一塁に投げようと一塁側に体を向けた瞬間に、二走・山田敏が思い切りホームに突っ込む。渕上があわててホームに投げるも、判定はセーフ。早大が思い切りのいい走塁で3点目を挙げた。
さらに、松永もショート内野安打で2死一、二塁。続く松本がライト前ヒットを放ち、二走・杉山が一気にホームを突くも、ライト・伊藤からの好返球があり、ホームタッチアウトで攻撃終了。
■1回裏
初回に3点のリードをもらった早大・斎藤が先発のマウンドに上がる。10月31日の早慶戦では7回2失点で敗戦投手となっている。
3点ビハインドの慶大は早慶1回戦で斎藤から本塁打を放っている渕上からの攻撃。しかし、渕上は外角のスライダーに空振り三振。2番の主将・湯本がセカンドゴロに倒れると、3番・山崎錬もスライダーを引っ掛けてセカンドゴロ。
斎藤は初回、3者凡退と上々の立ち上がり。
■2回表
先頭の斎藤はサードゴロ、土生はショートゴロ。2死から市丸がライト前ヒットで出塁するも、宇高はセカンドゴロに倒れて、追加点はならず。
■2回裏
3点ビハインドの慶大は、今夏の世界大学野球選手権で4番を務めた伊藤から。しかし、伊藤はスライダーを打ち上げてセカンドフライ。高尾康も高めのストレートにセカンドフライ。竹内一はフルカウントからワンバウンドになる変化球を見送って四球。慶大はこの試合初めての走者を出すが、青山はセンターフライで得点ならず。
■3回表
早大は4番・山田敏からの攻撃。山田敏がファーストゴロに倒れると、地引はセカンドゴロ。2死から杉山がライト前ヒットを放つと、松永は四球で走者をためる。しかし、2死一、二塁から前の打席でヒットを放っている松本がサードゴロに倒れて2者残塁。無得点に終わった。
■3回裏
慶大は昨秋、今春と2季連続ベストナインの長崎の攻撃から。長崎はスライダーに空振り三振に倒れた。続くピッチャー・竹内大の打席で代打・辰巳が送られる。辰巳はセカンドゴロ。渕上はショート右への痛烈な打球を放つも、ショート・松永が横っ飛びで好捕して一塁への遠投でアウトにするファインプレー。
守備の好捕もあり、斎藤は3回を投げて無安打無失点。
■4回表
慶大は2番手に4年生右腕・田中をマウンドに送る。
先頭の斎藤はセカンドゴロ。1死から土生が四球で出塁するが、市丸はライトフライ。その後、宇高がセンター前ヒットを放ち、一、三塁とチャンスをつくったが、4番・山田敏はライトフライに倒れて、得点ならず。
■4回裏
3回まで無安打の慶大は2番の主将・湯本から。
先頭の湯本が四球で出塁したが、山崎錬はショートゴロ併殺打に倒れた。4番・伊藤は2ストライクと追い込まれるも、その後4球連続ボールを見極めて四球。2死一塁から高尾康は低めのスライダーに空振り三振で攻撃終了。
斎藤、やや制球に苦しむも、4回まで無安打・無失点。
■5回表
先頭の地引が高めのストレートをセンター前に運ぶヒットで出塁する。無死一塁から杉山は送りバントをファウル。ヒッティングに切り替えて痛烈な打球もレフトライナーに倒れた。1死一塁から松永はピッチャーゴロ。1−6−3と転送されるも、セカンドの判定セーフで、2死二塁となる。
ここで慶大は3番手に2年生の150キロ右腕・福谷を投入する。11月1日の早慶2回戦では1失点完投勝利を挙げている。
松本はショートゴロも、ショート渕上がボールをこぼすエラー。2死一、三塁となる。ここで斎藤がレフト前タイムリー! 早大が4点目を挙げた。続く土生はセカンドゴロに倒れて、攻撃終了。
■5回裏
4点にリードを広げられた慶大は6番・竹内一から。
竹内一は低めのスライダーに空振り三振、青山は外角低めのストレートに見逃し三振、長崎はセカンドフライと3人で攻撃終了。
斎藤、5回を投げ終えて、無安打・5奪三振・3四球・無失点の好投。
■6回表
先頭の市丸は痛烈なサードゴロ。宇高が四球、山田敏がレフト前ヒット、地引は四球で1死満塁と再び追加点のチャンスを広げる。ここで杉山がストレートをたたいて、右中間を破る2点タイムリー二塁打! 早大、リードを6点に広げる。
なおも1死二、三塁だったが、松永はセカンドフライ、松本はショートフライで攻撃終了。
■6回裏
先頭のピッチャー・福谷の代打に、今季10打数5安打と当たっている奥橋。奥橋は死球で出塁する。しかし、今季斎藤から本塁打を放っている渕上がショートゴロ併殺打。続く湯本は外角の145キロストレートに見逃し三振。慶大、無死の走者を生かせず。
斎藤は6回を終えて、いまだノーヒットピッチング。
■7回表
慶大は4番手に1年生の速球派右腕・山形を投入。
先頭の斎藤はセカンドゴロ。土生はセンター前ヒットで出塁すると、市丸はセーフティー気味の送りバントで、土生を二塁へ進める。2死二塁から宇高がレフトへのタイムリー! 早大がさらにリードを広げる。山田敏はセンターフライに倒れて、攻撃終了。
■7回裏
7点を追い掛ける慶大は3番・山崎錬からの好打順。
山崎錬はスライダーで空振り三振、伊藤は初球を打ってショートゴロ、山形の代打・松尾卓は外角の146キロストレートにセカンドゴロ。
慶大はクリーンアップの攻撃だったが、斎藤の前に3者凡退。斎藤は7回を終えて、無安打・無失点。
■8回表
慶大は1年生右腕・金子をマウンドに送る。金子は彦根東高時代に選抜を経験している。
先頭の5番・川西が四球で出塁すると、川西がすかさず盗塁して無死二塁とする。杉山はサードゴロに倒れて、1死二塁。松永はセカンドゴロも、川西は三塁へ進む。2死三塁となって、松本の代打に今春の首位打者・渡辺。しかし、渡辺はセカンドゴロに倒れて、無得点に終わった。
■8回裏
慶大は6番・宮本真からの攻撃。
宮本真はサードゴロエラーで出塁。山口のサードゴロの間に、宮本真は二塁へ進む。1死二塁となって松本和の打席。一度はファーストファウルフライを打つも、ファースト・後藤がボールをこぼすエラー。打ち直しの打席でレフト前ヒットを放ち、慶大にとうとう初安打が飛び出した。
1死一、二塁となって、奥橋が初球のストレートを詰まりながらも、ファーストの頭上を越えるタイムリーヒットを放ち、慶大が1点を返した。さらに1死一、三塁から渕上もレフト前タイムリーで続き、2点目を挙げた。なおも1死二、三塁から主将・湯本がスライダーをセンターに運ぶタイムリーヒットで3点目。
なおも1死一、三塁から金子がスクイズを試みるも失敗。渕上が三本間に挟まれてタッチアウト。2死二塁となったところで、金子に代えて今季リーグ戦2本塁打の伊場を代打に送る。伊場は死球で、2死一、二塁となる。
2死一、二塁のチャンスで、4番・伊藤はセンターフェンス直撃の2点タイムリー三塁打!
2点差に迫られた早大は斎藤から大石に投手交代。
2死三塁と一発出れば同点の場面で、今春ベストナインの強打者・松尾だったが、最速152キロのストレートなどで追い込み、最後はフォークに空振り三振。
■9回表
ベンチ入りの投手を使い切った慶大は野手登録の左腕・正木をマウンドに送る。キャッチャーは、内野手登録ながら高校時代にキャッチャーだった伊場。
先頭の大石はセカンドゴロ。土生はセンター前ヒットを放つと、市丸もレフト前ヒットで続く。1死一、二塁から宇高はライトフライに倒れるも、二走・土生は三塁へタッチアップ。
2死一、三塁で守備から試合に出場している佐々木の初打席。ここで市丸が二塁へ盗塁し、佐々木は四球で満塁とする。2死満塁で、川西は押し出し四球で貴重な追加点を挙げた。際どい判定に慶大・江藤監督が球審にストライクゾーンを確認。
なおも2死満塁から、後藤はサードゴロ。しかし、サード・松尾の一塁送球が逸れるエラーの間に、早大は2者が生還して10対5とした。
2死一、三塁の松永の打席で、後藤は二塁へ盗塁。さらに得点のチャンスだったが、松永はピッチャーフライに倒れた。
2点差に詰め寄られた早大だが、9回の攻撃で3点を加点。リードを5点に広げた。
■9回裏
5点を追い掛ける慶大は6番・宮本真から。早大は大石が続投。
宮本真はピッチャーゴロ、山口はストレートに見逃し三振。
早大はここでキャッチャーを市丸から、早稲田実高時代に斎藤とバッテリーを組んでいた白川に代える。
代打・福富は153キロのストレートに空振り三振で試合終了。
慶大は左腕・竹内大が先発。10月31日の早慶戦1回戦では7回無失点で勝利投手となっている。
早大は秋季リーグ戦で3割8分6厘で首位打者を獲得した土生を1番に据える。土生はカーブを打ってセンター前ヒットで出塁。2番・市丸はバスターでしぶとくライト前に運ぶ。無死一、三塁から、3番・宇高がレフトへ先制の犠牲フライ!
さらに4番・山田敏がライト前ヒットでつなぎ、再び1死一、三塁のチャンスをつくると、今季初スタメンの地引のセカンドゴロの間に、三走・市丸が2点目のホームを踏んだ。
なおも2死二塁から杉山がショート内野安打。センターに抜けそうな当たりをショート渕上が好捕して一塁に投げようと一塁側に体を向けた瞬間に、二走・山田敏が思い切りホームに突っ込む。渕上があわててホームに投げるも、判定はセーフ。早大が思い切りのいい走塁で3点目を挙げた。
さらに、松永もショート内野安打で2死一、二塁。続く松本がライト前ヒットを放ち、二走・杉山が一気にホームを突くも、ライト・伊藤からの好返球があり、ホームタッチアウトで攻撃終了。
■1回裏
初回に3点のリードをもらった早大・斎藤が先発のマウンドに上がる。10月31日の早慶戦では7回2失点で敗戦投手となっている。
3点ビハインドの慶大は早慶1回戦で斎藤から本塁打を放っている渕上からの攻撃。しかし、渕上は外角のスライダーに空振り三振。2番の主将・湯本がセカンドゴロに倒れると、3番・山崎錬もスライダーを引っ掛けてセカンドゴロ。
斎藤は初回、3者凡退と上々の立ち上がり。
■2回表
先頭の斎藤はサードゴロ、土生はショートゴロ。2死から市丸がライト前ヒットで出塁するも、宇高はセカンドゴロに倒れて、追加点はならず。
■2回裏
3点ビハインドの慶大は、今夏の世界大学野球選手権で4番を務めた伊藤から。しかし、伊藤はスライダーを打ち上げてセカンドフライ。高尾康も高めのストレートにセカンドフライ。竹内一はフルカウントからワンバウンドになる変化球を見送って四球。慶大はこの試合初めての走者を出すが、青山はセンターフライで得点ならず。
■3回表
早大は4番・山田敏からの攻撃。山田敏がファーストゴロに倒れると、地引はセカンドゴロ。2死から杉山がライト前ヒットを放つと、松永は四球で走者をためる。しかし、2死一、二塁から前の打席でヒットを放っている松本がサードゴロに倒れて2者残塁。無得点に終わった。
■3回裏
慶大は昨秋、今春と2季連続ベストナインの長崎の攻撃から。長崎はスライダーに空振り三振に倒れた。続くピッチャー・竹内大の打席で代打・辰巳が送られる。辰巳はセカンドゴロ。渕上はショート右への痛烈な打球を放つも、ショート・松永が横っ飛びで好捕して一塁への遠投でアウトにするファインプレー。
守備の好捕もあり、斎藤は3回を投げて無安打無失点。
■4回表
慶大は2番手に4年生右腕・田中をマウンドに送る。
先頭の斎藤はセカンドゴロ。1死から土生が四球で出塁するが、市丸はライトフライ。その後、宇高がセンター前ヒットを放ち、一、三塁とチャンスをつくったが、4番・山田敏はライトフライに倒れて、得点ならず。
■4回裏
3回まで無安打の慶大は2番の主将・湯本から。
先頭の湯本が四球で出塁したが、山崎錬はショートゴロ併殺打に倒れた。4番・伊藤は2ストライクと追い込まれるも、その後4球連続ボールを見極めて四球。2死一塁から高尾康は低めのスライダーに空振り三振で攻撃終了。
斎藤、やや制球に苦しむも、4回まで無安打・無失点。
■5回表
先頭の地引が高めのストレートをセンター前に運ぶヒットで出塁する。無死一塁から杉山は送りバントをファウル。ヒッティングに切り替えて痛烈な打球もレフトライナーに倒れた。1死一塁から松永はピッチャーゴロ。1−6−3と転送されるも、セカンドの判定セーフで、2死二塁となる。
ここで慶大は3番手に2年生の150キロ右腕・福谷を投入する。11月1日の早慶2回戦では1失点完投勝利を挙げている。
松本はショートゴロも、ショート渕上がボールをこぼすエラー。2死一、三塁となる。ここで斎藤がレフト前タイムリー! 早大が4点目を挙げた。続く土生はセカンドゴロに倒れて、攻撃終了。
■5回裏
4点にリードを広げられた慶大は6番・竹内一から。
竹内一は低めのスライダーに空振り三振、青山は外角低めのストレートに見逃し三振、長崎はセカンドフライと3人で攻撃終了。
斎藤、5回を投げ終えて、無安打・5奪三振・3四球・無失点の好投。
■6回表
先頭の市丸は痛烈なサードゴロ。宇高が四球、山田敏がレフト前ヒット、地引は四球で1死満塁と再び追加点のチャンスを広げる。ここで杉山がストレートをたたいて、右中間を破る2点タイムリー二塁打! 早大、リードを6点に広げる。
なおも1死二、三塁だったが、松永はセカンドフライ、松本はショートフライで攻撃終了。
■6回裏
先頭のピッチャー・福谷の代打に、今季10打数5安打と当たっている奥橋。奥橋は死球で出塁する。しかし、今季斎藤から本塁打を放っている渕上がショートゴロ併殺打。続く湯本は外角の145キロストレートに見逃し三振。慶大、無死の走者を生かせず。
斎藤は6回を終えて、いまだノーヒットピッチング。
■7回表
慶大は4番手に1年生の速球派右腕・山形を投入。
先頭の斎藤はセカンドゴロ。土生はセンター前ヒットで出塁すると、市丸はセーフティー気味の送りバントで、土生を二塁へ進める。2死二塁から宇高がレフトへのタイムリー! 早大がさらにリードを広げる。山田敏はセンターフライに倒れて、攻撃終了。
■7回裏
7点を追い掛ける慶大は3番・山崎錬からの好打順。
山崎錬はスライダーで空振り三振、伊藤は初球を打ってショートゴロ、山形の代打・松尾卓は外角の146キロストレートにセカンドゴロ。
慶大はクリーンアップの攻撃だったが、斎藤の前に3者凡退。斎藤は7回を終えて、無安打・無失点。
■8回表
慶大は1年生右腕・金子をマウンドに送る。金子は彦根東高時代に選抜を経験している。
先頭の5番・川西が四球で出塁すると、川西がすかさず盗塁して無死二塁とする。杉山はサードゴロに倒れて、1死二塁。松永はセカンドゴロも、川西は三塁へ進む。2死三塁となって、松本の代打に今春の首位打者・渡辺。しかし、渡辺はセカンドゴロに倒れて、無得点に終わった。
■8回裏
慶大は6番・宮本真からの攻撃。
宮本真はサードゴロエラーで出塁。山口のサードゴロの間に、宮本真は二塁へ進む。1死二塁となって松本和の打席。一度はファーストファウルフライを打つも、ファースト・後藤がボールをこぼすエラー。打ち直しの打席でレフト前ヒットを放ち、慶大にとうとう初安打が飛び出した。
1死一、二塁となって、奥橋が初球のストレートを詰まりながらも、ファーストの頭上を越えるタイムリーヒットを放ち、慶大が1点を返した。さらに1死一、三塁から渕上もレフト前タイムリーで続き、2点目を挙げた。なおも1死二、三塁から主将・湯本がスライダーをセンターに運ぶタイムリーヒットで3点目。
なおも1死一、三塁から金子がスクイズを試みるも失敗。渕上が三本間に挟まれてタッチアウト。2死二塁となったところで、金子に代えて今季リーグ戦2本塁打の伊場を代打に送る。伊場は死球で、2死一、二塁となる。
2死一、二塁のチャンスで、4番・伊藤はセンターフェンス直撃の2点タイムリー三塁打!
2点差に迫られた早大は斎藤から大石に投手交代。
2死三塁と一発出れば同点の場面で、今春ベストナインの強打者・松尾だったが、最速152キロのストレートなどで追い込み、最後はフォークに空振り三振。
■9回表
ベンチ入りの投手を使い切った慶大は野手登録の左腕・正木をマウンドに送る。キャッチャーは、内野手登録ながら高校時代にキャッチャーだった伊場。
先頭の大石はセカンドゴロ。土生はセンター前ヒットを放つと、市丸もレフト前ヒットで続く。1死一、二塁から宇高はライトフライに倒れるも、二走・土生は三塁へタッチアップ。
2死一、三塁で守備から試合に出場している佐々木の初打席。ここで市丸が二塁へ盗塁し、佐々木は四球で満塁とする。2死満塁で、川西は押し出し四球で貴重な追加点を挙げた。際どい判定に慶大・江藤監督が球審にストライクゾーンを確認。
なおも2死満塁から、後藤はサードゴロ。しかし、サード・松尾の一塁送球が逸れるエラーの間に、早大は2者が生還して10対5とした。
2死一、三塁の松永の打席で、後藤は二塁へ盗塁。さらに得点のチャンスだったが、松永はピッチャーフライに倒れた。
2点差に詰め寄られた早大だが、9回の攻撃で3点を加点。リードを5点に広げた。
■9回裏
5点を追い掛ける慶大は6番・宮本真から。早大は大石が続投。
宮本真はピッチャーゴロ、山口はストレートに見逃し三振。
早大はここでキャッチャーを市丸から、早稲田実高時代に斎藤とバッテリーを組んでいた白川に代える。
代打・福富は153キロのストレートに空振り三振で試合終了。
先発オーダー
・早大
1.土生(中)
2.市丸(捕)
3.宇高(二)
4.山田敏(左)
5.地引(右)
6.杉山(一)
7.松永(遊)
8.松本(三)
9.斎藤(投)
・慶大
1.渕上(遊)
2.湯本(二)
3.山崎錬(三)
4.伊藤(右)
5.高尾康(一)
6.竹内一(左)
7.青山(中)
8.長崎(捕)
9.竹内大(投)
1.土生(中)
2.市丸(捕)
3.宇高(二)
4.山田敏(左)
5.地引(右)
6.杉山(一)
7.松永(遊)
8.松本(三)
9.斎藤(投)
・慶大
1.渕上(遊)
2.湯本(二)
3.山崎錬(三)
4.伊藤(右)
5.高尾康(一)
6.竹内一(左)
7.青山(中)
8.長崎(捕)
9.竹内大(投)
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