日本、コスタリカに快勝! 開幕4連勝=世界バレー戦評

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日本はコスタリカに快勝! 試合後、笑顔を見せる木村沙織(左)と栗原恵 【坂本清】

 バレーボールの女子世界選手権第4日は2日、東京・代々木第一体育館などで1次ラウンドの試合を行い、グループAで世界ランク5位の日本は、同31位のコスタリカに3−0(25−9、25−13、25−8)で快勝し、開幕4連勝とした。

 日本は次戦、3日に行われる1次ラウンド最終戦で、前回銅メダル(※)のセルビアと対戦する。

※セルビア・モンテネグロ代表としての成績。

日本vs.コスタリカ

試合日:2010年11月2日(火)

スコア詳細:
日本 3−0 コスタリカ
(25−9、25−13、25−8)

日本のスターティングメンバー(第1セットのみ):
│栗原 恵 │井上 香織│木村沙織│
│迫田さおり│荒木絵里香│竹下佳江│
リベロ:佐野優子
戦評(日本バレーボール協会提供):
 日本は、まさに火の鳥のごとく勢いがあり、最後まで気を抜かずコスタリカを翻弄、第1次ラウンドを4連勝と快調に突き進んだ。

 スタートからサーブがよく決まり、自在の攻めを展開した。竹下佳江の華麗なトスさばきは芸術品と言っていい。第3戦に続き、迫田さおりがレフトの位置に先発で起用され、強打を連発。栗原恵のライト攻撃、荒木絵里香の速攻、井上香織と木村沙織のブロックと思いのままに試合を展開した。それにしても、迫田のジャンプ力は試合ごとに増しているという印象だ。
 第2セットも疲れを知らない「火の鳥NIPPON」。攻める前にコスタリカにミスが出ては勝負にならない。荒木のクイック、迫田と木村のバックアタックが相手コートに突き刺さり、木村と途中出場の江畑幸子の強打、巧打も面白いように決まった。
 第3セットも最後まで気を緩めなかった。このセットは井上が大活躍。序盤で井上の連続サービスエースでリズムをつかむと、終盤にも井上がフェイント攻撃、速攻、得意のブロックなど多彩な能力を発揮した。木村、江畑のバックアタックも見事で、相手に8点しか与えなかった。
 日本は一度のタイムアウトも取らず、終始余裕の指揮ぶりだった眞鍋政義監督。しかし、手を抜かずに全員を使いこなし、選手の調子を図って場面、場面で交代させる好采配が光った。

 第1次ラウンド最終戦はセルビアとの全勝対決。日本は総力戦で臨む。

■真鍋政義・全日本女子監督
 4連勝ができて、まずはほっとしている。今日は全員を使ったことが良かった。明日も全員で戦うことになるだろう。セルビアはポーランドと並び強敵で、最初から全力でいかないと勝てない。
 サーブとサーブレシーブがやはりポイントとなるだろう。

■ブラウリオ・ゴディネス コスタリカ監督
 日本におめでとうと言いたい。これからも幸運が日本に向くことを願っている。戦術、技術面で日本が完ぺきだったことを学んだだけでも収穫だった。とにかく日本はサーブが良く、ミスが少ないという印象だった。

<了>
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