高橋「4回転を成功させられてうれしい」
NHK杯男子FS選手コメント
NHK杯で3年ぶりに優勝を果たした高橋大輔
NHK杯で3年ぶりに優勝を果たした高橋大輔【坂本清】

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ初戦のNHK杯は24日、名古屋の日本ガイシアリーナで最終日となる第3日を行い、男子シングルはショートプログラム(SP)1位の高橋大輔(関大大学院)がフリースケーティング(FS)で156.75点を記録し、総合234.79点で優勝を飾った。シニアGP初参戦で、SP5位発進となった羽生結弦(宮城FSC)はFSで138.41点、総合207.72点で4位となった。SP9位の無良崇人(中京大)は128.65点を獲得し、総合191.85点で6位。2位はFSで143.57点、総合218.19点のジェレミー・アボット (米国) 、3位はFSで143.76点、総合213.77点のフロレント・アモディオ (フランス)。


 以下はFSを終えた各選手のコメント。

高橋大輔「1試合終えてほっとしている」

――メダリストになった感想

 前回のNHK杯は4位で表彰台に乗れなかったので、表彰台に乗れたことをうれしく思うし、ジャパンオープンに引き続き4回転を成功させられたこともうれしい。それ以外のスピン、ステップ、つなぎの部分に関してはまだまだ甘いところがたくさんある。改善点もうれしく思うこともたくさんあった。1試合終えてほっとしている。


――上位3選手がそれぞれ違うテイストのプログラムを演じた。どのようにしてこの曲を選んだか

 先シーズンもタンゴをやったので、最初はタンゴをやるつもりはなく、もっとストーリー性のあるものをやりたかった。でも(振り付け師の)パスカーレ(・カメレンゴ)が12曲くらい持ってきた中でこのタンゴを気に入ってしまって、「シェルブールの雨傘」という曲と2つ迷った中で、この曲の方にした。前回ショート(プログラム)でタンゴをしたので、踊り方や見せ方が被ってしまわないか、正直不安な部分がたくさんあるけれど、先シーズンとは違ったタンゴを見せられるように努力している。


――4回転ジャンプは後輩にいい刺激を受けたか

 結構ボンボン4回転を跳んでいたので負けていられないとは思ったけど、落ち着いてやった。

 

――これからの目標は

 これからの試合でちょっとずつ精度を上げていって、最終的には世界選手権で2連覇を目指せたらいいなと思う。


――ジャパンオープンに続き4回転を決めた。試合で4回転を成功させる手応えは

 自分でも気付かない自信があったのかもしれないし、試合だけ決めればいいだろうという部分もあるので、思い切り失敗してもふっきれるというか、そういうものがジャパンオープンで成功したことによってできたのかもしれない。

羽生結弦「自分も表彰台に上がりたい」

表彰台は逃したが、4回転ジャンプも決めて4位に入った羽生結弦
表彰台は逃したが、4回転ジャンプも決めて4位に入った羽生結弦【坂本清】

――最初の4回転が決まった

 自分でも思っていた以上にきれいに決まったのでよかった。


――自信はあったか

 公式練習では結構な確率で降りていたので自信はあったけど、6分間練習ではつまづいていたのでちょっとは心配もあった。


――今後表彰台をねらっていく準備は

 表彰台は狙っていきたい。ジュニアからシニアに上がって、「ジュニア上がりだね」と言われないように、「もうシニアの一員だね」と言われるように頑張りたい。


――シニアでやっていく自信は

 緊迫した中で、4回転ジャンプを跳べたことは自分の中で大きかった。体力がないことも実感した。


――村上選手が表彰台に上がったが

 やっぱり自分も表彰台に上がりたいと思った。でもなかなか難しいものだなというのもすごく感じた。

無良崇人「最後までしっかり滑れた」

――FSを終えて

 最初の4回転は予定通り成功することができたが、ほかのジャンプがすごく安定感が悪くて降りるのが精いっぱいだった。演技に関しては自分の中は最後までしっかり滑れた。ジャンプをちゃんと降りられなかったことがすごく悔しい。


――きれいな4回転ジャンプだったが

 跳ぶ前の感覚としては、ショート(プログラムのとき)と同じような感じで持っていくことができたけど、コンビネーションをまた付け忘れてしまった。4回転自体は良かったと思う。


――今後の目標は

 全日本で高橋選手や織田選手、小塚選手の表彰台争いに自分も加わっていきたい。

ジェレミー・アボット「両方のプログラムに満足している」

――試合を終えて

 とても良かった。1カ月間練習ができない時期があって、2週間前にようやく安心してプログラムに取り組め、練習もできるようになった。練習が充分ではなかったので4回転は挑戦できなかったけど、最初の大会としてはベストなデビュープログラムだった。ロシア杯では4回転に取り組みたい。


――高橋の演技について

 全部は見られなかったのだけど、素晴らしいプログラムだね。彼の今季のSPが大好きだし、フリープログラムは2シーズン前に僕が同じ曲で滑っていたから不思議な気持ちだった。彼はファンタスティックなスケーターだよ。 


――メダリストになった感想

 (SPとFS)両方のプログラムに満足している。昨年はSP2位だったのに、FSでひどい演技をして、ダイスケの後ろの5位に終わった。今年はダイスケの後ろの2位にアップできてうれしい(笑)。GPシリーズ初戦というプレッシャーの中でここまでできたのは自分の自信や誇りになる。

フロレント・アモディオ「素晴らしい選手たちの中で3位で終われたことをうれしく思う」

――メダリストになった感想

 これが僕にとっての初めての会見です。GPシリーズを日本で初めて戦って、こんな素晴らしい選手たちの中で3位で終われたことをうれしく思っている。オフシーズン中にコーチを変更したり、やり方も変えたりと多くの事を変更してきた。簡単なことではなかったが、今は正しい決断をしたと思っている。


――初めての五輪を経て得たもの

 五輪は最大のイベントだったし、新たな世界が広がった。上達していくためには正しい選択をしなくてはいけないことを学び、もっとやるべきことがあるんだという課題に気が付いた。本当に開眼するような体験で、まるで魔法にかけられたような世界だなと思った。


――今シーズン、マイケル・ジャクソンを選曲する選手が多いことに関して

 びっくりした反面、マイケル・ジャクソンはそれだけ偉大でみんなが選ぶのも当然だなと思う。自分らしさを出していけばいいと思うし、演技とプログラムに満足しているので、精いっぱい演じきるだけ。


<了>

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