高校世代最強を懸けて、静岡学園などベスト4が激突=高円宮杯

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高校で唯一ベスト4に進出した静岡学園は、ユース勢との対戦に挑む 【平野貴也】

 9月4日に開幕した高校世代の日本一を決める「高円宮杯第21回全日本ユース(U−18)サッカー選手権大会」は準々決勝までが終了し、静岡学園高校、サンフレッチェ広島F.Cユース、三菱養和SCユース、FC東京U−18の4チームが準決勝へ駒を進めた。
 10月9日には国立競技場で準決勝2試合が行われ、11日には埼玉スタジアム2002で今年度のユース(高校生)年代最強チームが決定する。
 準決勝を直前に控えた4チームの監督とキャプテンのコメントは以下の通り。

静岡学園高校vs.サンフレッチェ広島F.Cユース

静岡学園高校 川口修監督
「われわれ静岡学園高校は、国立競技場で試合をすることを目標にやってきました。そしてその目標を達成し、次の目標には7年前の準優勝を超えるという目標を設定し、ぜひ埼玉スタジアム2002で試合ができるように頑張りたいと思います。

静岡学園高校 金大貴キャプテン
「あこがれの国立競技場でプレーできることを大変うれしく思います。高校の代表として最後まであきらめず粘り強く食らいつき、静学サッカーで思い切りプレーしたいと思います」

サンフレッチェ広島F.Cユース 森山佳郎監督
「チームは夏から大きく成長を遂げている。夏まではサイン攻撃とセットプレーしか通用しなかったが、今大会では5試合22得点。得点者・得点パターンに偏りがなく、攻撃のバリエーションは増えたと感じている。静岡学園高校も非常に攻撃力があるチームなので、どのような戦いになるのかとても楽しみである。昨年は国立競技場で後半ロスタイムに追いつかれPK戦の末敗れてしまい非常に悔しい思いをした。今年は最後のホイッスルが鳴るまで集中を切らさず、埼玉スタジアム2002への切符を手にしたい。主力の2人が大学受験でいないのは痛いが、もし決勝に進んだ場合には大きなアドバンテージにもなる。寮長・寮母さんの胴上げまで負けられない。

サンフレッチェ広島F.Cユース 宗近慧キャプテン
「準々決勝に勝って、あと残す2つに勝てば優勝というところまできた。去年はここで負けて悔しい思いをした。だから今年は去年の先輩たちの思いを込めて埼玉スタジアム2002へ行き、寮長や寮母さんを胴上げするために勝つ」

三菱養和SCユースvs.FC東京U−18

三菱養和SCユース 生方修司監督
「多くの関係者の皆様に支えられ、ここまでたどり着きました。昨年の先輩たちが導いてくれた国立競技場に、再び立つことができました。今年のチームは個々が自分を犠牲にして、チームのために戦っている最高のチームです。幼いころから養和で育った選手たちが、国立競技場のピッチで思いっきり楽しんでくれることを願っております」

三菱養和SCユース 田中輝希キャプテン
「今、僕たちに迷いはありません。同じ年に同じ相手に3度も負けるわけにはいきません。国立競技場の舞台での東京ダービーなので、とにかくチーム一丸となり、真向勝負し、必ず勝ちたいと思います」

FC東京U−18 倉又寿雄監督
「同じ東京のクラブである三菱養和SCユースと準決勝・国立競技場という舞台で対戦できることをとても幸せに思っています。三菱養和SCユースとは今年3回目の対戦になります。過去2回の対戦はどちらも激しい試合でした。今回の試合も間違いなく難しい試合になると思います。その準決勝でも、FC東京のモットーである全員攻撃・全員守備と最後まであきらめない全力サッカーで準決勝に勝利し、第12回大会(2001年)以来9年ぶりの決勝に進めるよう頑張りたいと思います」

FC東京U−18 松藤正伸キャプテン
「ベスト4まで上がれたことを大変うれしく思います。相手が三菱養和SCユースで東京ダービーのため、いつも以上にチーム全員の気持ちが高まっています。出場停止の選手もいますが、その選手の分までチーム全員で戦っていきます」

<了>
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