ベンゲル監督「勝利するために辛抱強さが必要だった」=アーセナル公式サイト・インタビュー

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先制点を決めたコシールニー(手前)。アーセナルは4−1でボルトンに快勝した 【Getty Images】

 アーセナルは11日、本拠地エミレーツ・スタジアムでボルトンと対戦し、新加入のローラン・コシールニーらのゴールで4−1と快勝した。
 以下は、試合後のアーセナル・ベンゲル監督のコメント。

コシールニーとスキラッチにとっては良いテストとなった

――4−1での勝利について

 われわれがゲームを全体的に支配し、多くのチャンスを作り出していた。激しい試合だったと思う。ボルトンとの対戦はこういった展開になることが多い。試合を終わらせないと、彼らに反撃を食らってしまうんだ。
 ボールを80%支配していても、ボルトンに敗れてしまうことがある。たった1つ2つのパスやスローイン、そしてセットプレーが非常に危険になる場合がある。それに彼らの中盤は良いからね。彼らのマークは非常にタイトだったし、それによってフィジカル主体のゲームになったと考えている。だが、彼らも良い試合をしたと思う。

――ボルトンのプレースタイルは?

(ボルトンの)オーウェン・コイル監督は、チームのストロング・ポイントを利用している。デイビスとエルマンデルは空中戦に非常に強く、その強みが上手にミックスされたチームなんだ。足元のうまさもありながら、高さという強みもしっかり維持している。われわれのセンターバックにとっては良いテストとなったし、彼らはうまく対処したよ。全体的に見て、チームが示したパフォーマンスに満足している。

――ボルトンからはもっと退場者が出ても不思議ではなかったか?

 その可能性はあったかもしれない。判定するのは難しいが、もう一度確認する必要はあるだろう。ディアビへのタックルは悪質なものだったし、彼の様子は思わしくない。
 彼らは全身全霊で挑んでくる。われわれが勝利するためには辛抱強く、テクニックやパスを駆使してゲームを作る必要があった。わたしはそれができると確信していたし、同じミスを繰り返さないことが重要だった。

――ディアビのけがについて

 足首か脛(すね)だ。今は足を動かすこともできないようだ。これから分かるだろう。

――これまでも勝利するのに苦しんだ試合はあったが

(前節の)ブラックバーン戦と今日の2試合、2年前のわれわれなら勝ち点6を奪えていなかっただろう。

――(DFの)ローラン・コシールニーとセバスティアン・スキラッチの評価は?

 ホームで彼らが18、19試合もプレーするとは考えないでほしいが、2人には良いテストとなった。わたしが気に入っているのは、コシールニーが倒されながらも立ち上がり、その後、すべてのヘディングで勝っていた点だ。フランスリーグから来た選手にとって、それは良いサインだよ。

――素晴らしいパフォーマンスを連発し、忠誠心を示したセスク・ファブレガスについては?

 彼は良いパフォーマンスを見せていたが、それを比較することは難しい。バルセロナとの(移籍)話があったことは否定しないが、彼がアーセナルとフットボールを心から愛していることは常に確信していた。われわれは彼の好むようなプレーをしているし、ゲームが彼を変えていくだろう。彼はこのチームで育った。このチームを勝利に導くことが、ファブレガスにとって何よりも最大の功績となるはずだ。

――キーラン・ギブスの先発について

 クリシーがずっと良いプレーをしていたが、これからの2カ月は3日ごとに試合が続く時期に入る。つまり、1人か2人の選手をローテーションさせることになる。ギブスには1日も早く調子を取り戻してほしい。今日が初のフル出場となったね。

――ジャック・ウィルシャーのパフォーマンスは?

 彼にはシーズンを通してプレーできるチャンスがある。まだ18歳だが、完全にトップチームのメンバーだと考えている。ピッチに入れば完ぺきに集中したプレーを見せてくれる。今日はディアビやクリシー、サーニャ、デニウソン、ナスリを休ませることができた。

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