川島永嗣「ヨーロッパでステップアップしたい」=ベルギー1部リーグ・リールセ移籍会見
フロンターレとリールセの架け橋になれればいい
自分自身のフロンターレの3年半が本当に充実していたと思えるのは、サポーターの温かさがあったからだと自分では思っているし、いいときだけじゃなくて、チームが苦しいときだったり、自分自身も苦しいこともありましたけど、そういう中でいつでも自分たちを支えてくれたサポーターなんで。今回の移籍で一緒にタイトルを目指せなくなるのは自分にとっても本当に寂しいし。でも、やっぱり自分としてはまた向こうで活躍することで、今まで感じてきた気持ちというのを、またこれからのプレーで返せていけたらいいなと思います。
(ベルギーで活躍すれば川崎の名前が知られると思うが)今回は本当にリールセもフロンターレに対してすごい寛容だったし、そういう意味では、僕は逆に、フロンターレと向こうのチームの架け橋になれればいいと思うし、また何か今後もかかわって、いろんなことをやっていけたらいいなと。
(向こうで住む家は決まった?)まだ分からないですね。いくつか見ましたけど。またもう一回向こうに行って、ほかにも見てから。しばらく住む家だと思うんで、自分が本当に気に入ったところで決めたいなと。(ポイントは?)自分が一番リラックスできる空間で、それが一番ですね。(食事は? 先日ベルギーに行ったときはどんなものを食べた?)食事は思っていた以上においしかったですね。今はムール貝の時期なんで、ムール貝を食べました。(ワッフルは?)ワッフルもいただきました(笑)。(街は小さい?)小さいですね。でもすごいきれいな街ですよ。(先日)最初に着いたときは涼しかったです。湿気はないですけど、残りの2日はけっこう暑かったです。
(チームメートと話した?)キャンプ地に行ってあいさつしたときに、みんな向こうからあいさつしてくれて、その後みんなが泊まっていたホテルで一緒にご飯を食べました。みんな本当に寛容だったし、フレンドリーだったし、あとは自分が入っていくことが大事だと思うんで。チームにはエジプトの選手もいるし、カメルーンもいるし、新しく南アフリカの選手も来るし、オランダ人、もちろんベルギー人もいます。
(言葉は?)基本的にコミュニケーションは英語になると思いますけど、現地の言葉がフラマン語といって、ベルギーなまりのオランダ語なんで、そっちのフラマン語がオランダ語か、また勉強しないとですね。
(川崎への思いは)自分自身、こんなに充実した日々を送れるとは、フロンターレに来る前は思っていなかったし、自分が思っていた以上に、そういう毎日を送れたんで。今回の移籍に関しても自分の気持ちを尊重してくれたし、こういう形で気持ちよく送り出してもらえるというのは、そう簡単にあるものじゃないので本当に感謝しています。
<了>