ベンゲル監督「われわれは最後まで戦い続ける」=アーセナル公式サイト・インタビュー

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アーセナルは痛恨の黒星を喫し、優勝争いから後退。ベンゲル監督は「未熟さの表れ」と嘆いた 【Getty Images】

 アーセナルは14日、トッテナムとのノースロンドン・ダービーに臨み、1−2で敗れた。残り4試合で首位チェルシーとの勝ち点差は6となり、優勝が厳しくなった。この試合では、けがで戦列を離れていたロビン・ファン・ペルシが5カ月ぶりに復帰したものの、勝利に導くことはできなかった。
 以下は、試合後のアーセン・ベンゲル監督のコメント。

確実に優勝は遠のいたと思っている

――ホワイト・ハート・レーン(トッテナムの本拠)で1−2で敗れてしまったが

 前半で0−1とされてしまったが、われわれにはほとんど危ない場面はなかったし、あれは少し不運な失点だったと思う。われわれは高いポゼッションを誇りながら、まったく危険な場面を作れなかった。その理由は2つあると考えている。1つはトッテナムの守備が非常に良かったこと、もう1つはゴール前でのラストパスが良くなかった点だ。
 だが、それもファン・ペルシが入るまでの話だ。彼が入った後はゴール前の流れが変わったと思う。今日はポゼッションを保ちながらも効率が悪かった。パスにスピードとキレを欠いていたからだ。意味のないポゼッションだった。
 後半に良いスタートを見せるのが重要なのは分かっていた。だが、つまらないゴールを許し、余計に難しくしてしまった。わたしはスパーズ(トッテナムの愛称)を賞賛するよ。彼らはよく守り、鋭いカウンターを見せ、1対1でもわれわれに競り勝っていた。結局はそれが効果的だったということだ。

――ファン・ペルシのパフォーマンスについては?

 5カ月もの間、彼はボールを蹴っていなかった。それでも、彼がピッチに入ってすぐに違いが生まれたことに気付いてもらえたと思う。彼は何か特別なものをチームに与えてくれる存在だ。不運なのは、この終盤になって多くの重要な選手を失ってしまったことだ。今夜のゲームでもそれがよく分かってもらえると思う。

――何人かのプレーに失望したのでは?

 今夜、特定の誰かを批判したいとは思っていない。タイトルを争う上で負けられない一戦を、われわれは落としてしまった。それはわれわれの未熟さの表れだ。本当にリーグを勝ち取りたいなら、こういったゲームを落としてはならない。

――タイトルレースは難しくなったか?

 そう思う。本当に難しくなってしまった。確実に優勝は遠のいたと思っている。だが、われわれは最後まで戦い続けるつもりだし、どうなるかは誰にも分からない。今夜は1ポイントでも足りなかった。3ポイントだけが必要だったんだ。

チェルシーが別格だとは考えていない

――トッテナムはチャンピオンズリーグ(CL)で十分にプレーできるチームだと思うか?

 イングランドには十分その実力を持ったチームがたくさんある。そこがスパーズにとっての問題だろう。ポーツマス戦後に聞かれれば答えはノーだろうし、今夜の試合の後なら答えはイエスだ。トップレベルのスポーツに肝心なのは、その安定感だよ。

――今夜のトッテナムの1点目は、100万分の1の確率のゴールだったのでは?

 そうだね。あれで彼らは自信を持ち、すぐに守備を固め、ハーフタイムの後には追加点をも決めてしまった。今夜の彼らは非常に良かったと思っている。こういったことが、フットボールでは起こるんだ。だが、われわれの罪は2点目を許してしまったことだね。

――ソル・キャンベルのパフォーマンスについては?

 ソルはわれわれの中でも比較的良いプレーを見せていた1人だ。傑出していたし、勝者であることを示していたよ。今夜の彼は本当のパフォーマンスを発揮していたし、賞賛に値すると思うね。

――タイトルレースは?

 チェルシーは土曜日(17日)にトッテナムと戦う。トッテナムが本当にCL出場権を得たいなら、彼らはそのクオリティーを示すことができるはずだ。

――チェルシーとアーセナルの間にあるクオリティーの差は?

 昨夜の1−0で勝利したボルトン戦を見ても分かるように、わたしはチェルシーが別格だとは考えていない。誰もが見ての通り、彼らには少し運があったと思う。

――トーマス・フェルマーレンのけがについては?

 ふくらはぎの肉離れだ。2、3週間の離脱になる。

<そのほかの情報は、JP-Arsenal.comで>

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