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村上のテロ行為にファンが暴動寸前!=ノア
秋山と高山がGL決勝戦での対戦を熱望
BMLの村上(左)が再びテロを勃発! 試合は大荒れとなりファンも暴動寸前となった
BMLの村上(左)が再びテロを勃発! 試合は大荒れとなりファンも暴動寸前となった【t.SAKUMA】

 20日のプロレスリング・ノア「Navig. in March ’10」東京・後楽園ホール大会では、1450人を動員。いよいよ3.28横浜で開幕するノア初のシングルリーグ戦「グローバル・リーグ戦’10」(GL)を前に選手たちが熱のこもったファイトを見せる中、当初のセミファイナルから試合順が入れ替わったメーンイベントで、あわや暴動寸前となる事態が勃発した。


 メーンイベントでは現GHCタッグ王者コンビであるDISOBEYの力皇猛、モハメド ヨネ組とビッグマウスラウドのビッグ村上、臼田勝美組が激突。「平成のテロリスト」村上は臼田と共に3.14ディファ有明で開催された丸藤プロデュース興行に突如乱入し、試合後のDISOBEYを襲撃。今回の一戦が決定した。

 村上は頭部負傷により長期欠場となる前の07年6.8横浜文化体育館大会で丸藤正道と一騎打ちを行った際、試合前に丸藤に奇襲テロを仕掛けて流血させた上、わずか5分50秒、変形STOで勝利。試合後、勢いづく村上の前に立ちはだかったのがヨネだった。

「金返せ」コールも……後楽園が騒然

納得のいかない結末、タイトル戦決定にファンの不満が爆発――暴動寸前の不穏な空気が流れた
納得のいかない結末、タイトル戦決定にファンの不満が爆発――暴動寸前の不穏な空気が流れた【t.SAKUMA】

 実に2年9カ月ぶりに因縁が再燃したヨネに対し、村上は「ベルトを持って来いよ」とマイクで挑発。これにいきり立った王者組がリングに飛び込み、ヨネはTシャツも脱がないまま試合スタート。西永レフェリーが村上に襲われ失神したことにより無法地帯となると、4人はリングを離れ、客席になだれ込んでの大乱闘を展開。机やイスがなぎ倒され、入場ゲートが破壊され、壁や客席に選手が打ち付けられる混沌状態の中、5分以上過ぎてようやく意識を取り戻した西永レフェリーが収拾不能な状況を見て続行不可能と判断。両者反則による無効試合となった。


 しかし、この結末に納得のいかない観客は騒然。村上のマイクアピールが聞き取れなくなるほどの「帰れ」コールが沸き起こると、選手たちは再び乱闘状態に。選手が退場した後で副社長の丸藤がリングに上がり、両者のタイトルマッチが3.26千葉公園体育館大会で決定したことを発表すると、怒りに油を注がれた観客はさらに激怒。「金返せ」コールまで巻き起こり、あわや暴動寸前という不穏な空気となった。


 大川リングアナウンサーによる全試合終了のアナウンスや、お楽しみ抽選会が行われても観客の怒りは収まらず。しかし、GHCヘビー級王者の杉浦貴がマイクを握り、「こんな感じになりまして申し訳ありません。選手は頑張ってるので、これからも見捨てないで応援よろしくお願いします」と謝罪して大会を締めたことで、最悪の事態は免れた。

 現在左ヒジを骨折し、欠場中の杉浦は「リングに上がるのがこんなに辛いとは」と神妙な面持ちを浮かべた上で、「今日あったことはしっかり受け止める。ノアは試合内容でお客さんを満足させているというのがあるので、これからは試合順なども考えて、お金を出して観に来てくれたお客さんをスッキリと帰せるようにしたい」と、今回の事態を真摯に受け止めた。

歴代GHC王者が豪華タッグで激突

秋山(右)と高山は3.28横浜から開幕するグローバルリーグ決勝戦での激突を誓い合った
秋山(右)と高山は3.28横浜から開幕するグローバルリーグ決勝戦での激突を誓い合った【t.SAKUMA】

 セミファイナルでは歴代GHCヘビー級王者が集結。秋山準(第2、9、14代)、高山善廣(第4代)組vs.佐々木健介(第13代)、小川良成(第3代)組という豪華な顔合わせが実現した。

 小川をのぞく3人は3.28横浜で開幕するGLにエントリーしており、秋山と健介は同じAブロックに決定。そのため、早くも“前哨戦”らしい激しい戦いが繰り広げられた。


 序盤から健介の逆水平チョップと秋山のエルボーによる打ち合いとなると、5分過ぎには4人が入り乱れて南側客席通路で大乱闘。13分過ぎには秋山と高山による連係の串刺しヒザ攻撃が健介にクリーンヒットする。

 健介もジャパンプロに入門した当時からの繋がりがある小川との連係を繰り出して対抗。小川も身長差16センチ、体重差35キロの高山に対し、体格差をものともせずに果敢に向かっていったものの、15分を超える熱戦の末、秋山が小川のお株を奪う横入り式回転エビ固めで3カウントを奪い取った。


 秋山はGL初戦で対戦する健介を「調子いいし元気だね」と警戒しながらも、「同じブロックにはチャンピオン(杉浦)もいるけど、最終的にはボス(高山)との決勝戦に行けるように頑張る」と決勝の相手に高山を指名。これを聞いた高山も「ノアではちゃんとシングルをやってないからね。オヤジ対決になるけど実現できるように頑張るよ」と秋山の呼びかけに呼応し、互いに5.2日本武道館大会で行われる決勝戦進出を誓い合った。

中嶋がGHCJrタッグ挑戦に名乗り

マルビンに快勝の中嶋(左)はGHCジュニアタッグ王座を標的に
マルビンに快勝の中嶋(左)はGHCジュニアタッグ王座を標的に【t.SAKUMA】

 ノアvs.健介オフィスによる“シングル4番勝負”はノア勢が3勝1敗と勝ち越しを収めた。


 リッキー・マルビンvs.中嶋勝彦では、マルビンの奇襲攻撃を受けた中嶋が怒涛のキック連打からのランニングキックにより、5分足らずで快勝。試合後は「前回(宮原とのコンビで)敗れているし、タッグベルトを取ってみたい」と、マルビン&石森太二組が持つGHCジュニアタッグ王座挑戦に名乗り。気になるパートナーについては「僕の中ではもう決まってます」と意中の人物がいることを明かした。


 GHCジュニアヘビー級王者の金丸義信は宮原健斗の先制攻撃をはねのけ、ディープインパクトからのタッチアウトで完勝。8日後の3.28横浜大会で行われる石森とのGHCジュニア王座防衛戦を前に「これを超えて次に行く」と、さらなる防衛ロード続行を予告した。


 IWGPジュニアヘビー級王者の丸藤正道は起田高志の「顔力」をことごとく封じた上で不知火で勝利。3.28横浜で開幕するGLに向け「ここ最近ではオレが一番シングル慣れしてる」と自信をのぞかせた。


 大ベテランの佐野巧真は今年健介オフィスに入門したばかりの梶原慧に北斗ボムで圧勝。力の差を見せ付けた。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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