節目を迎えた夏見と福田=クロスカントリー女子リレー
入賞の目標には届かず
レースは悪くない形でスタートする。夏見はスプリント2種目のときとは打って変わって良い動きを見せる。「(団体スプリントでは)動きがどうしても重くて、気持ちの面でもマイナスになったり。きょうは長めにアップして、不安な気持ちを取り除くようにしました。また、スタートするに当たっては、あきらめないこと一つに気をつけていきました」。途中のチェックポイントでは9位、7位と順位を上げ、結局トップと15秒9差の6位で石田へバトンタッチ。「順位より、トップから15秒差でタッチできたのは初めてで、いい内容だったと思う」と笑顔を見せた。
福田「最後は足にきた」
前半は粘るも後半に入って順位を3つ落とした福田は、8位でタッチ。「1周目で帰ってくる下りのカーブで差が開いてしまってからは、自分で追い上げても前もスピードが上がっていて、追いつけませんでした。日本の応援団もいて頑張れましたが、最後は本当に足にきてしまいました」と厳しい表情を見せた。
柏原は、順位を1つ落とした。だが、各チームのエースが並ぶアンカーの4走で健闘した。「(高校3年で出場した)去年の世界選手権から、大学生になったので少し考えも変わって、滑り自体は良かったかなと思います」と、明るい表情だった。