順当なら高岡商高、敦賀気比高が出場か=センバツ出場校予想・北信越地区編
抜群の制球力でチームを北信越大会優勝に導いた高岡商高・鍋田 【写真提供:高校野球ドットコム】
高岡商高が安定した守備力で北信越王者に
一方、課題を残したのは打線。宮袋誠監督は「相手は北信越屈指の投手ばかりだった」とかばったが、やや非力な面は否めない。特に準決勝では福井工大福井高の森本将太(2年)を相手に5回までノーヒット。森本の暴投で2者が生還しての得点を守り切った。「耐えて勝てたのは大きいけど、打撃は課題です」と指揮官が話すように、チーム打率2割4分の攻撃力アップがセンバツでの勝利へのカギか。
準優勝の敦賀気比高、課題は攻撃か
出場16校中、15校のエースが右投手と珍しい大会でもあった。中でも高岡商高が対戦した福井工大福井高の森本、中越高の東條将樹(2年)、金沢高の釜田佳直(1年)の3人は夏へ向けても覚えておきたい投手だ。
21世紀枠候補には新潟高(新潟)が候補に選ばれた。県大会で夏準優勝の日本文理高や新潟明訓高といった常連校を破って注目された。特にエース・大谷拓海(2年)は日本文理高を完封。北信越大会でも注目が集まったが、残念ながら故障で登板することができなかった。しかし、背番号6の青木慧樹(2年)が上田西高(長野)相手に1失点と好投。敗れはしたが、2番手投手でも十分に通用するところを見せた点がアピールポイントになりそうだ。
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