格上の三菱電機を苦しめた山形銀行=天皇杯・皇后杯バスケ
コーチは元アトランタ五輪代表
就任2年目。見事な手腕でチームを率いている山田かがりコーチ。今後どれだけチームを育てていくのか。期待は高まる 【(C)JBA】
山田コーチ自身はエリートコースを歩んできた元プレーヤーだ。守山中(愛知)で全中3連覇、名古屋短大付属高(現桜花学園高)で8冠、シャンソン化粧品ではWリーグ9連覇にオールジャパン優勝5回と、いずれも強豪チームでスターターだった。177センチの高さと巧さを買われて高校3年には全日本代表入り。以来、代表歴も長く、1996年のアトランタ五輪7位にも貢献している。
コーチ経験は、母校の桜花学園高で3年間アシスタント・コーチを務めただけ。「山銀ではコーチは私一人なので、しかる役もなだめる役も全部やっています(笑)。幸い、選手がよくついてきてくれるので、手応えはありますね。今は選手と一緒にチームを作っている最中です」。
来年こそ、この舞台でベスト8へ
この2年の経験で、チーム全員の意識が高まってきた。山田コーチも「オールジャパンでWリーグのチームと戦う経験はすごく大きい」と語る。「いくつもの反省点が見つかったので、そこを修正し、2月の全日本実業団選手権で3冠目に挑むつもりです」(山田コーチ)
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