ベンゲル監督「われわれの成熟が感じられた試合だった」=アーセナル公式サイト・インタビュー
ニコポリディスがギリシャ代表で長くGKを務めている理由が分かった
ベンゲル監督は少ないスペースで仕事ができるアルシャービン(上)を高く評価した 【Getty Images】
前半は素晴らしかった。傑出したクオリティーを見せて圧倒していた。ただ、残念ながらアドバンテージを得るには至らず、0−0でハーフタイムを迎えてしまった。90分間そういったプレーを維持するのは難しい。後半に入ってわれわれのフィジカルは少し落ちてきていたが、それでも持ち前のプレーはできていたと思う。
そこではミスをしないことが重要だ。相手はわれわれより疲れていたから、最後の20分でリードを奪うことができた。開始から終了までゲームを支配することができた。
オリンピアコスのディフェンスは素晴らしかったと思う。彼らは非常によく組織されていたし、90分間を通して統制されていた。
――オリンピアコスのGKニコポリディスのパフォーマンスについて
彼らのGKはただ良いだけではなく、インテリジェントだったよ。彼はすべてを読み切っていたし、彼がギリシャ代表で長くGKを務めている理由がよく分かった。あのパフォーマンスは最近見た中でベストのひとつだよ。土曜日の(1−0で勝利したフラム戦で先発した)ビト・マンノナと同様にね。
――オリンピアコスの守備的なアプローチについて
そう予想していたよ。オリンピアコスは自陣で相手を待ち構えるチームだからね。セットプレーでは危ない場面もあった。彼らは非常に強かったからね。われわれのプレーが相手を押し込んだのかもしれないが、オリンピアコスが出てくることはなかった。
――アルシャービンについて
自陣に10人のDFをそろえるようなチームと対戦する時には、狭いスペースでもプレーできる選手が重要になる。アルシャービンはそのスペシャリストと言えるだろう。今夜の彼は非常にシャープだったし、こういったゲームの中では常に脅威になるはずだ。
――激しい試合が2試合続いたが
われわれが回復に費やせる時間は今日も含めて5日間だ。(週に)2試合をこなすのは常に難しい。フラムとの試合は非常に激しかったし、後半に入ってわれわれのフィジカルは少し落ちていた。どんなチームもあのペースで攻撃を続けることは難しいと思うね。
――相手を過小評価せずに臨んだが
オリンピアコスにはクオリティーがあるし、相手がどこであれ、ヨーロッパでの戦いは難しいものだ。今夜の結果を見れば分かると思うが、このレベルで相手にゴールを許さずに勝利できたことは素晴らしい。
アーセナルの成熟が示されたゲームだった
世界中の大物選手とは違って、ここにやって来たころの彼はビッグネームではなかった。ここで大きく成長し、有名になった素晴らしい選手たちが何人もいるね。
――あまり多くの選手を獲得しないことについて
今夜プレーしなかった選手を見れば、必死に買いあさる必要がないことが分かると思う。クラブの財政も良いと発表されたし、人々はそこに期待しているのかもしれないが、移籍市場は今閉まっているし、誰も獲得することはできない。 新たな選手を獲得できるのは移籍市場が開いてる間だけだよ。
――ゴールは終盤にやってきた
相手チームとGKが、90分間集中を切らさずにクオリティーを発揮することは難しいと感じていた。望みはあると思っていたし、一時的に4−2−4でプレーしたのも事実だが、それはギャンブルだね。でもわれわれは落ち着いて前に出て行けていたと思う。
今夜のパフォーマンスで気に入っているのは、常にチームとしての統制を保とうという姿勢があったことだ。非常に満足しているよ。アーセナルの成熟が示されたゲームだったと思うね。
――エドゥアルドについて
エドゥアルドはクオリティーの高い選手だ。彼は少し筋肉を痛めていたし、先発できるコンディションじゃなかった。ベンチには置いたが、われわれは負傷を恐れていたし慎重だった。だが、彼はまたも効果的な働きを見せてくれたね。
――ウォルコットの復帰について
われわれはオリンピアコスのU−20と対戦したが、ウォルコットはその中で60分間良い動きを見せていたよ。日曜日からはイングランド代表とアーセナルのために働いてくれるだろう。
<そのほかの情報は、JP-Arsenal.comで>
アーセナルFC日本語版公式サイト
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ