元賞金女王の村口史子さん「とにかくグリーンが難しい!」=全米女子オープンゴルフ見どころ
今季は好調を維持している宮里藍。今回は「チャンスがある」と力強く語るだけに、活躍が期待できる 【写真は共同】
今回は、テレビ朝日系列の放送でラウンドリポーターを務める村口史子さんに、熱戦直前の状況を語ってもらった。
難しいグリーンをどう攻略するかがポイント
コースは長いです。6740ヤード、パー71なのですが、430ヤード以上のパー4が4つ(2番、7番、13番、18番ホール)もあります。それでいて、グリーンの奥行きが平均30ヤード前後ですし、その中にマウンドや段とかがあって、グリーンが非常に難しいです。
ですから、かなりショットがしっかりしないと駄目ですね。その上、ストレートラインがほとんどないので、パッティングがいいイメージで打てないとなかなか決まらないでしょう。
――ラフなどはどうですか?
ちょっと粘っこい感じで、グリーン周りでも少し沈む感じです。セカンドショットをラフから打って、グリーンをとらえたとしても、スピンが効かないのでオーバーしてしまいます。そうすると、その後に(ピンに)寄る確率は低いですね。本当に難しいです。
――全長6740ヤードとかなり長いコースなんですが、日本人選手には厳しい距離ですか?
練習の様子を見ていたら、宮里(藍)さんは距離が出ていたようです。
ただ、不動(裕理)さんに話しを聞くと、「(セカンドショットがグリーンに)届かない」みたいなことを言っていました。それにこのコースは全ホール難しいから、「頑張りすぎちゃうと駄目なコース」と言っていましたね。
――つまり、基本はパーセーブで、バーディーを狙えるホールまで耐えるという戦略になりそうですね?
そうですね。パー5や、330ヤードぐらいのパー4があるのですが、そういうところでちゃんと攻められるかが大切です。