元賞金女王の村口史子さん「とにかくグリーンが難しい!」=全米女子オープンゴルフ見どころ

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今季は好調を維持している宮里藍。今回は「チャンスがある」と力強く語るだけに、活躍が期待できる 【写真は共同】

 ゴルフの海外女子メジャー大会の1つ、「全米女子オープン」が9日(現地時間)、米国ペンシルバニア州のソーコンバレーCCで開幕する。今年で64回目を迎え、メジャー大会の中でも長い歴史を誇る同大会。今年のコースは6740ヤード、パー71という女子としてはかなりのロングコース。タフな戦いになると予想されるが、果たして最後に優勝杯を掲げるのは、誰か!?

 今回は、テレビ朝日系列の放送でラウンドリポーターを務める村口史子さんに、熱戦直前の状況を語ってもらった。

難しいグリーンをどう攻略するかがポイント

――現地で取材され、コースの状況はどうですか?

 コースは長いです。6740ヤード、パー71なのですが、430ヤード以上のパー4が4つ(2番、7番、13番、18番ホール)もあります。それでいて、グリーンの奥行きが平均30ヤード前後ですし、その中にマウンドや段とかがあって、グリーンが非常に難しいです。
 ですから、かなりショットがしっかりしないと駄目ですね。その上、ストレートラインがほとんどないので、パッティングがいいイメージで打てないとなかなか決まらないでしょう。

――ラフなどはどうですか?

 ちょっと粘っこい感じで、グリーン周りでも少し沈む感じです。セカンドショットをラフから打って、グリーンをとらえたとしても、スピンが効かないのでオーバーしてしまいます。そうすると、その後に(ピンに)寄る確率は低いですね。本当に難しいです。

――全長6740ヤードとかなり長いコースなんですが、日本人選手には厳しい距離ですか?

 練習の様子を見ていたら、宮里(藍)さんは距離が出ていたようです。
 ただ、不動(裕理)さんに話しを聞くと、「(セカンドショットがグリーンに)届かない」みたいなことを言っていました。それにこのコースは全ホール難しいから、「頑張りすぎちゃうと駄目なコース」と言っていましたね。

――つまり、基本はパーセーブで、バーディーを狙えるホールまで耐えるという戦略になりそうですね?

 そうですね。パー5や、330ヤードぐらいのパー4があるのですが、そういうところでちゃんと攻められるかが大切です。

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