7.20札幌で棚橋vs.杉浦のIWGP戦か=新日本プロレス

高木裕美

ブラック・タイガーは正体を明かさず

スーパーJr.制覇の金本(左)がタイガーのベルトに挑戦表明 【スポーツナビ】

 タイガーマスクvs.ブラック・タイガーの「マスカラ・コントラ・マスカラ」(敗者マスクはぎマッチ)は、タイガーがわずか5分足らずでブラックに羽折り固めで勝利。これまでさんざん試合中にブラックにマスクをはがされているタイガーが、ルールにのっとってマスクを取るように迫るも、ブラックはマスクを脱ぐことを拒否。客席からはすでに「高岩」コールが起こる中、マスクを強引にはぎとられてもなお素顔を隠し続けたため、結局ブラックの正体が噂されている高岩竜一であることを実証することはできなかった。

「マスクマンをナメるな」とブラックへ怒りをブチまけたタイガーに対し、先日の「ベスト・オブザ・スーパーJr」で7年ぶり3度目の優勝を果たした金本浩二が王座挑戦を表明。これに対し、タイガーも「もう新日本はライガーや金本の時代じゃない」と現王者のプライドをムキ出しにしたことから、次期シリーズで両者のタイトルマッチが組まれることが決定的となった。

アポロ55がIWGPJr.タッグ挑戦へ

“アポロ55”の田口(右)がどどんで“ユニオーネ”撃破 【スポーツナビ】

 IWGPジュニアタッグ王座挑戦者決定戦では田口隆祐&プリンス・デヴィットのアポロ55が、ミラノコレクションA.T.&タイチのユニオーネを撃破。三番勝負での勝ち越しに加え、「挑戦者決定戦」と正式に銘打たれたこの試合でも勝利したことで、7.5後楽園ホールで行われる予定である、現王者モーターシティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)とのIWGPジュニアタッグ王座挑戦権を獲得した。

■新日本プロレス「DOMINION 6.20」
6月20日(土) 大阪府立体育会館 観衆5800人(超満員)

<第10試合 IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]●中西 学
(31分18秒 ハイフライフロー→片エビ固め)
[挑戦者]○棚橋弘至
※第51代王者が初防衛戦に失敗、棚橋が第52代王者に

<第9試合 スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>
○矢野 通(CHAOS)
(12分16秒 鬼殺し→片エビ固め)
●真壁刀義(G.B.H)

<第8試合 スペシャルシングルマッチ NJPWvs.ノア 60分1本勝負>
●後藤洋央紀
(14分42秒 オリンピック予選スラム→片エビ固め)
○杉浦 貴(プロレスリング・ノア)

<第7試合 IWGPタッグ選手権試合 ハードコアマッチルール 60分1本勝負>
[王者]ブラザー・レイ、○ブラザー・ディーボン(TNA/チーム3D)
(18分04秒 机上へのスーパーパワーボム→エビ固め)
[挑戦者]ジャイアント・バーナード、●カール・アンダーソン
※第52代王者組が3度目の防衛に成功

<第6試合 スペシャルシングルマッチ NJPWvs.ノア 30分1本勝負>
●岡田かずちか
(8分28秒 ゴーフラッシャー→片エビ固め)
○潮崎 豪(プロレスリング・ノア)

<第5試合 8人タッグマッチ>
天山広吉、永田裕志、●井上 亘、本間朋晃
(12分12秒 顔面へのヒザ蹴り→片エビ固め)
○中邑真輔、飯塚高史、石井智宏、邪道

<第4試合 マスカラ・コントラ・マスカラ 時間無制限1本勝負>
○タイガーマスク
(4分32秒 羽折り固め)
●ブラック・タイガー

<第3試合 IWGPジュニアタッグ王座挑戦者決定戦 30分1本勝負>
○田口隆祐、プリンス・デヴィット(Apollo 55)
(13分13秒 どどん→エビ固め)
ミラノコレクションA.T.、●タイチ(ユニオーネ)
※アポロ55が次期挑戦権を獲得

<第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
スーパー・ストロング・マシン、●平澤光秀
(5分26秒 アックスボンバー→片エビ固め)
○大森隆男、吉江 豊(ドラディション)

<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
金本浩二、●吉橋伸雄
(6分47秒 ムササビプレス→片エビ固め)
獣神サンダー・ライガー、○AKIRA

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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