“未知強”外国人、トーナメント台風の目となる!=戦極フェザー級GP
ATTの新鋭マニュエル(右)の実力に、同門の戦極ミドル級王者サンチアゴも太鼓判 【スポーツナビ】
マニュエルは弱冠21歳ながら、柔術黒帯で総合戦績は6勝2分けの無敗。数多くのチャンピオンクラスを擁する名門ATT期待の若手ファイターだ。
「ATTの前身のような頃からここで練習していた。だから自分は生粋のATTファイターだよ」とマニュエル。爆発力があってアグレシッブ、立ち技もグラウンドも自信がある、見てて楽しくなるような試合をする、と自らを分析。同席したサンチアゴも「自分と似たタイプだから、オレのようにトーナメントで活躍できるよ」と、そのあふれる素質を高く評価している。
日本には初来日で「自分の階級は日本で受け入れられている。ここで試合をするのが夢だった」とモチベーションはバッチリ。初戦の相手は、今大会のポスターでもフィーチャーされ、“日本のエース”として期待を集めている日沖だが、「確かに彼が勝ち上がる第一候補として考えられているかもしれないけど、自分は負けるつもりで来たわけじゃない」と自信を隠さない。さらに、サンチアゴから「次の大会では自分がポスターの真ん中になるつもりだろ?」とチャチャを入れられると、すぐさま「そうだよ(笑)」と主役奪取宣言だ。
ATTが自信を持って送り込む期待の新鋭マニュエル。日沖にとってはいきなり危険な相手となりそうだ。
牛若が大絶賛「ドン・キホーテは最高だ!」
牛若は対戦相手の18歳・山田に対し「油断していない」と全力で叩き潰すと予告 【スポーツナビ】
牛若は2003年プロデビュー後、16勝1敗1分けの戦績を残す英国トップの軽量級選手。自らも「軽量級は動いてスピードを生かす試合がいいし、自分にはフットワークの軽い試合が向いている」と語るように、“牛若”の名にふさわしいスピーディーな動きを軸としたアグレシッブファイターだ。
また、1つの敗戦しか喫していない戦績について、牛若は「1つの技に固執するのではなく、自分はオールラウンダーだと思う。バックグラウンドであるレスリングやムエタイの良さを常に出しているし、このスタイルが今の戦績につながっているんじゃないかな」と分析している。
対戦相手は高校を卒業したばかりの山田。「総合格闘技の世界にいる以上、特別扱いはしないよ。油断はしていない」と、牛若は全力で若い芽を摘むことを予告。山田が11日の公開練習で「フィニッシュパターンは3つある」と語ったことについても、「なんだか寝言が聞こえてきたけど、山田は早く目を覚ました方がいい」と、“大人の忠告”を突きつけた。
一方、2度目の来日となるが「日本は相変わらずショッキングな国だ!」と目を丸くして語る。その“ショッキング”な理由とは……?
「ドン・キホーテは素晴らしいね。前回日本に来た時も買い物したんだけど、かなり気に入っているんだ。ほしいものが何でも揃うからね。今は減量中だから、サウナスーツとか減量グッズを買ったよ」
計算なのか天然なのか、戦極のメーンスポンサーである「ドン・キホーテ」を大絶賛。また時間ができれば街に出かけたいと、試合前とは思えなくらいリラックスしている。20日には18歳・山田にキャリアの差を見せつけ、その後はドンキで祝勝祝いの買い物となるか。
トンプソン豪快宣言! 2年ぶり日本での試合は「1RKOで勝つ」
日本では約2年ぶりの試合となるトンプソン、もちろん「1RKOで勝つ」と豪快宣言だ 【スポーツナビ】
2007年4月の「PRIDE.34」以来、約2年ぶりの日本での試合。トンプソンは「戻ってこれて本当にうれしい。日本のファンは大好きだし、総合格闘技の理解度やその姿勢にとても感謝している。月に飛んでいってしまうくらいうれしいよ」と、喜びを語った。
以前在籍していたチーム・トロージャンから、現在は「エクストリーム・クートゥア」を経て「ロンドン・シュート・ファイターズ」に移籍。「今のチームには自分と階級の近い選手がたくさんいるから、スパーリングも多くできている」と、久々の日本での試合に向けて態勢は万全であることをアピールした。それだけに「自分たちの試合はハードファイトになる。ファンのみんなに楽しんでもらえる試合になるよ」と予告。またジム・ヨークが11戦9勝2敗中、判定決着が1つもないことを受け、「自分も27戦しているが、判定はただの1度。彼と比べると判定は1つ多いけど、今回の試合も判定はない。できるなら1ラウンドKOで勝ちたいね」と、自慢のパワフル打撃でノックアウト宣言だ。
そうなると、ファンが期待するのはもちろん、トンプソンの代名詞である「ゴング&ラッシュ」。しかしながら本人は「いつも『ゴング&ラッシュ』をしているわけじゃないから、それはリングに上がってから楽しみにしておいてほしい。自分でもどんな戦い方になるのか楽しみにしているんだ」と冷静に語っており、まさしく何が出るかはゴングが鳴ってからのお楽しみのようだ。
吉田秀彦、藤田和之との激闘をはじめ、PRIDE時代に多くのファンをわかせたパワーファイターが戦極で復活。お披露目の初戦、あいさつ代わりのパワフルファイトを見せるだけだ。
戦極〜第七陣〜
<第10試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ>
川村 亮(パンクラスism)
キング・モー(Kingdom of Mayhem)
<第9試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
日沖 発(ALIVE)
クリス・マニュエル(米国/アメリカン・トップチーム)
<第8試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
門脇英基(和術慧舟會東京本部)
ナム・ファン(ベトナム/米国/Ma Duアカデミー)
<第7試合 戦極ヘビー級ワンマッチ>
ジェームス・トンプソン(イギリス/London Shoot)
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/SIAM GYM)
<第6試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
小見川道大(吉田道場)
L.C.デイビス(米国/アメリカン柔術アカデミー)
<第5試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
マット・ジャガース(米国/Team Wolfpack)
<第4試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
キム・ジョンマン(韓国/CMA KOREA/KTT)
<第3試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
ジャン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
<第2試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
ロニー・牛若(英国/チーム・トロージャン)
<第1試合 戦極フェザー級グランプリ1回戦>
川原誠也(パンクラスP's LAB横浜)
ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA)
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