パチューカのメサ監督「ガンバ大阪は勝利にふさわしい」=クラブW杯

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ガンバ大阪は勝利にふさわしい

ドリブル突破するアルバレス(左)。パチューカはG大阪に敗れ、クラブW杯を4位で終えた 【Getty Images】

 今大会は素晴らしい大会だった。FIFA(国際サッカー連盟)が主催する大会はすべてそうだが、ピッチもそうだし、協力してくれている人たちもそうだ。今回の試合は、ゴールにつながらなかったチャンスがいくつかあった。そしてライバルチーム(ガンバ大阪)は勝利にふさわしいと思う。われわれはミスを犯してしまった。向こうはカウンターが素晴らしかった。われわれはチャンスがあったが、決め切れなかった。

――4位という結果についてどう思うか?

 自分たちが目指していた順位ではないが、結果として4位になってしまった。私は今日の結果に満足していないが、チームは自分たちが許される状況の中で最大限の力を出してくれていた。負けてしまったのは残念だが、うちのチームはよかったと思う。結果がついてこなかっただけだ。今大会、2試合負けてしまったのは残念だ。

――チャンスがたくさんあったが決め切れなかった。原因は?

(チャンスを)ゴールにつなげるプレーに正確さが足りなかった。だから満足はしていない。気持ちの整理がついておらず、またこうした舞台に立てるのかどうか、それも分からない。ただ選手たちはよくやってくれた。結果につながらなかっただけだ。

――日本で3試合ということで選手のコンディションはどうだったか?

 フィジカルコンディションはよかったと思う。ただ今回はかなり余裕をもって来日して、そして3試合あったのだが、最初の試合が(延長戦に入り)120分だったのが非常につらかった。それを言い訳にはしたくないが、チームにかなり影響を与えたと思う。ただ、今日の日本のチームは本当に勝利にふさわしい内容だった。彼らのプレー内容についてはよかったと思うし、フィジカルの疲れはなかったと思う。そうでなければ、90分間走り続けることはできないだろうから。

――10番のクリスティアンを使ったが、これまで使っていたマリオニを使わなかったのはなぜか? それから、ガンバの中に印象に残った選手はいるか?

 ブルーノ(マリオニ)は2試合に出場したが、チームに新しい風を入れるためにフレッシュな選手を入れた。そしてライバルチームについては、チームとして素晴らしかった。特にどの選手ということでなく、スピードのあるいいチームという印象が残っている。

――4位になったことでメキシコのファンにメッセージは?

 その人の長所を語るより、非難することの方が簡単だ。決して不満はない。90分間の中で自分たちの方がよいと思う部分もあった。ただ現実は現実だ。われわれは(大会で)2試合負けた。いつも太陽が光り輝いているわけでも、いつも自分たちがいい調子であるとも限らない。人生には悪いときもある。今回悪かったのは、2試合負けてしまったこと。それはどう見ても明らかなことだ。歴史として残ってしまった。

出場チームはすべて同じ試合数で参加すべき

――4バックにした意図は? それから選手交代でシステムを変えたことについては?

 中盤にできるだけ人数を増やそうと思って4−4−2にした。その方が、ライバルチームと戦いやすいと思った。交代してシステムが変わったことについては、けがした選手が3人いたので、チームに新しい風を送り込むために、そういうプレーヤーを起用した。

――欧州、南米と比較して北中米カリブの位置づけは? さらに上に行くには何が必要か?

 欧州、南米のサッカーはすごいが、今回、どちらのチームも(クラブワールドカップでは)2試合だけだった。できればすべて同じ試合数で参加すべきだったと思う。(南米の)リベルタドーレスカップにしても、(欧州の)チャンピオンズリーグにしても、出場チームは皆、同じ数の試合をしている。今大会はそうではなかった。

<了>
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