マンU来日会見「遠藤は優秀な選手の1人」=クラブW杯

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来日会見で笑顔を見せるマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督 【Getty Images】

 11日に開幕した「TOYOTA プレゼンツ FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2008」(以下、クラブW杯)に出場する欧州代表のマンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU/イングランド)が16日、横浜市内のホテルで記者会見を行った。
 会見にはアレックス・ファーガソン監督とMFダレン・フレッチャーが出席し、クラブW杯への意気込みを語った。
 マンUは18日、アジア代表のガンバ大阪と横浜国際総合競技場で準決勝を戦う。この試合の勝者は21日の決勝に駒を進める。

世界王者になることは名誉で価値のあること

――今まで何度もタイトルに輝いたことのあるマンUだが、今年また新たなタイトルを獲得するチャンスがあるが、それについてはどう思うか?

ファーガソン監督 (前身の)トヨタカップで1999年に優勝して以来の出場になるが、クラブW杯というのは、参加すること自体が大変に名誉なことだと思っている。非常に重要な試合が控えており、強いチームがそろっているので厳しいトーナメントになると理解している。G大阪との戦いも大変なものになると思う。

――フレッチャー選手はキリンカップで(2006年に)スコットランド代表として来日しているが、日本のファンの印象は?

フレッチャー ユナイテッドに比べてスコットランド代表は知名度はないが、代表で来日したときには、ホテルにもファンの人たちが来て、日本のファンは心から応援してくれた。サッカーの知識も深いし、とても熱心だ。

――G大阪の評価について聞かせてほしい。今までの試合を見たことはあるか? また選手たちの印象は?

ファーガソン監督 G大阪の試合に関しては、今大会の初戦を見た。チームとしてまとまりがあると思う。われわれは決勝に行くために確実に勝つ必要がある。ゴールシーンも分析した。この分析に基づいてG大阪戦は必ず勝ちたい。

――日本で親善試合をしたことはあると思うが、真剣勝負と比べてどう違うか?

ファーガソン監督 (日本で)今回のようなトーナメント形式の大会に参加するのは初めてなので、これまでに経験した日本での試合とも違うと思う。99年のトヨタカップでは、強豪のパルメイラス(ブラジル)が相手だったが、1試合だけだった。普通の試合と変わらない。クラブW杯で優勝するためには2試合に勝たなければならない。スタメン選考も含めて初戦に勝つことが重要だ。日本では(過去に)浦和レッズと試合をしたが、非常に強く、情熱を持っていた。以前よりも日本のサッカーは大きく発展し、選手の技術も向上している。チームの組織力も昔とはまったく違う。また、日本ではW杯開催の経験がある。温かく迎えてくれている日本のファンのためにもしっかりと選手を選んで試合に臨みたい。

――大陸間での大会で得られるものは?

ファーガソン監督 真剣に受け止めていないのはメディアの方だと思う。今は、南米王者と欧州王者が戦ったときとは戦い方が違う。南米王者と戦うのは名誉なことだが、かつてのインターコンチネンタルカップ(トヨタカップの前身)のように大陸間を往復するのは非常に疲労を伴うものだった。ただ、世界王者になるというのは、大変名誉で価値のあることだと思っている。

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